2017年04月19日

【カタナ式】キーボード膝上派

古いタイピングのやり方だと、
「手首を浮かせて、爪で打つ」
ようにするらしい。知らなかった。



むかし見たコンピュータ博士みたいなキャラクターは、
たしかにそうやって打ってた気がする。
狂ったピアニストみたいにやってたね。
「爪で打つ」というのもこれまでずっと意識してきた、
押し切りの打ち方に自然となるわけだ。

僕はMacの平べったいキーボードを主に使ってきたから、
手首は机にベタ置きの癖があった。
そうじゃないんだって。
手首を空中に浮かせて打つのが、旧式の(伝統的な)タイピングらしい。

ちなみにさっきあげた写真にちらりと写っていたのは、
手製のパームレストだ。
パームレスト.jpg

東急ハンズで買った、リグナムバイタという特殊な板。
手触りが超気持ちいいのでオススメ。重いのが難点だ。
この上に手を置き、
机に手首をベタ置きするよりは手首が反らなくて楽だったのだが、
「浮かせる」という新しい打鍵方法を知り、
模索した結果、
自分の家でやってる方法に結局たどり着いた。

それは、テーブルで打つときも、
テーブルの上にキーボードを置かず、
膝上に置く、というやり方だ。


家でやるときは、畳の上で胡坐をかいて、
その上にキーボードを乗せて打っている。
これが腕に一番負担がないなあと本能的に思っていた。
でもテーブルの上で打つ時は、
これまでの習慣で、テーブルの上にキーボードを置いてしまっていた。

手首を浮かせて自由に打つためには、
キーボードの平面より上に肘がある必要がある。
両腕を吊る感覚である。
そうでないと、腕を上にあげながらかつ手首を下げるという、
二重に力を入れなければならない。
力を使わないコツは、骨の構造を使うこと。
つまり自然に掌を出した高さでオペレーションするのが、
一番力を使わなくて済む。

もしテーブルの上で手首を浮かせて打ちたいなら、
テーブルをすごく下げるか、
椅子をものすごく高くするしかない。
しかしそのセッティングはものすごく不自然である。

ということで、
怪しまれず、かつ手首を自由に浮かせて、
爪で打ち続けられるという解(のひとつ)が、
テーブルの下の膝上でタイピングする、
というスタイルなのだ。
これは論理的結論である。

僕は足が短いので、
キーボードを水平に保つためには、
ちょっとつま先立ちになる苦痛があるが、
手首を自由に開放する気持ちよさには敵わない感じである。

手首を自由に浮かせて打てば、
ある種QWERTYを非ブラインドで打ってた時のように、
手を打鍵に応じて、左右に振れる。
それが、腱のみの使用を助けて、
長時間打鍵しても腱にはやさしいことがわかった。
(逆に腱鞘炎の原因は、手首を一切動かさないことで、
腱のみでキーを打ってしまうことではないかな)


ということで。
パンタグラフじゃないキーボードを使うなら、
畳の上でも、椅子に座っても、
膝の上で、
手首を自由に浮かせて打つ、
ちょっと変態スタイルが、
一番良さそうである。
(別の解として、脇をしめて超背筋をのばし、
肘をテーブルより上に浮かせるのだ。
これは秘書的なトレーニングを受けた人がやるやり方。
僕は姿勢が悪いのでこれは苦手)



これで二時間ぐらい一気打ちをやってみようと企んでいる。
蒸れるので、エアコン必須かね。
posted by おおおかとしひこ at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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