毎回毎回言うのがめんどくさいので、
これ一回にします。
脚本のフォーマットは守りましょう。
とくにト書き。
ワードは自動改行してくれたりしますが、
バージョンの違うワードで開くと、
自動改行しなかったりします。
なので、ト書きの「3文字字下げ」は、
「前の行の末尾文字で改行を打ち、
次の行先頭で、全角スペースをみっつ入れて」ください。
(ワードは脚本を書くのに適したアプリとは思えないのですが、
実質業界標準なので文句がいえない。
特にバージョンが入り乱れてると、
思わぬ挙動を示すこともあります。
なんかうまいマクロ組んだ人、ご連絡ください)
ちなみに、台詞の二行目以降の一文字下げも同様です。
末尾で改行コード(エンターキー)、
次の行で全角スペース一個、です。
リライトするときに、
これらが乱れまくって大変うっとおしいですね。
でもしょうがない。ワードの宿命。
いいマクロを(以下略)
あるいはいいエディタを(以下略)
さらにト書きについてのこと。
ト書きはワンブロックで書かずに、
意味で分けたほうが分かりやすいので、
適宜改行を入れてください。
それだと文字数が増えちゃう?
だから、ト書きは簡潔に書くのです。
余計な情報をそぎおとして、
一発でわかる具体的言葉にまで落とすのです。
このへんが、小説とシナリオの、
記法上の最大の違いかもしれません。
(詳しくは、次回やります)
ちなみに日本語の文章は、
「段落頭は一文字下げ」のルールがありますが、
ト書きの段落先頭は4文字下げません。
常に3文字下げ。
これがどういう意味かというと、
「ト書きは一行(20-3=17文字)以内で、
キレ良く書くのが推奨」ということです。
段落になるようなト書きは、ト書きとして下手、
ぐらいに思っておくと良いです。
(プロの原稿で、三行以上の段落を持つト書きなんて滅多にない)
さて、
「ブレイン・コントロール」の原稿の、
ト書きを、とりあえずこのようなフォーマットに直してみたのがこちらです。
ブレイン・コントロール字下げ整形.pdf
ト書きがかったるい。
ということで直していきます。次回。
2017年05月11日
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