2017年05月13日

【カタナ式】キーボードと手の位置の関係

(脚本添削スペシャル中に書こうと思って書けなかった、
キーボードに関することをまとめて放出中)


そもそも、キーボードの位置と手の位置の関係、
気にしたことある?

あなたの手の位置は、
後ろすぎたり、前すぎたり、
低すぎたり、高すぎたり、
傾きが間違ってるのかも知れないぞ?


ホームポジションのfjを触ることが、
手の位置を決めることじゃない。
一度手首を浮かせて自由にし、
fjを触りながら、
手を前に出したり後ろにしたり、
上にあげたり下にさげたりしてみよう。
それで色んなキーを打ってみるのだ。

上段と下段が、等距離になるのがベストだ。
とすると、中段を中心にとらえるようにし、
キーボード面と手のひらが平行で、
前すぎず後ろすぎない位置があるはずだ。

あなたの普段の手の位置は、そこだろうか?


ピアノにおいては、
そうなるように手首を浮かせて、
手首の位置を決めるのだそうだ。

手首を浮かせたまま打つと疲れるので、
肘で前腕を水平に固定することで、
手の位置を決める。
そのために椅子の高さを調整する。
(ピアノの高さは変わらないので)


キーボードの手前に手のひらをつけると、
上段が遠くなる。
これが、指を伸ばすことをやりすぎて腱鞘炎の原因になる。
上段を近づけるためにスタンドでキーボードを起こすと、
手首を返すことになり、
今度は四指の腱鞘がある、手の甲に負担がかかる。

これを無意識に解消するため、
腕を全部伸ばして、キーボードを奥に置いてタイプする体勢を、
やったことがないだろうか?
背筋をまるめて、顔を机の高さにして。
これが間違いなのである。

間違いは、最初の手のひらの位置だったのだ。


キーボードに対して、どのキーも押しやすいように、
まず手のひらの位置、高さ、角度を決める。
それで逆算して肘の位置を前腕の水平を決める。
そうなるように、椅子とキーボードの位置を決める。

逆に、椅子と肘の関係から、キーボードの位置を決める。

ふたつが合うような、姿勢とキーボードと肘と手の位置を、
探そう。
それが、腱鞘炎にマックスなりにくい打ち方で、
つまり、最も負担のないやり方だ。

腱鞘炎の人は、速攻この体勢を見つけよう。
楽になるぞ。

で、結論は二個しかなくて、
低い机にするか、膝の上にするかだ。


多分一回腱鞘炎にならないと、
二度とこの辛さを味わいたくないと思わないので、
痛めるまでやっちゃうだろうね。
真面目な人は、一回理想を知っておいてほしい。

書道にも、鉛筆がきにも、
適した正しい持ち方や姿勢がある。
キーボードだけないなんて、あり得ない。

日本のオフィスの誤りは、
キーボードを鉛筆や書道と同じものだと考えたことにある。
キーボードはピアノだった。
ピアノだとすると、デスクの上に置くのは高すぎることぐらい、
ピアニストならわかったはずなのに。
「鍵盤」という言い方のままだったら、
誰か気づいたかもしれないのに。

過去のJIS規格を決める会議に、
現代の僕が出席するべきだった。
(ちなみにTRON計画がなぜ終了したか。
アメリカの外圧らしい。そのへんは歴史をひもといてください)



ということで、
僕は自分の腕の痛みを起こした、
日本人の無知に対して怒っているし、
無知ゆえに陥った他の人の痛みも、
解消するべきだと考えている。

日本人は、もっと文字うちを正しく楽に速くやるべきだ。

それを解決するためのカタナ式v7、
今マニュアル書き始めたところ。
発表をまて。
posted by おおおかとしひこ at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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