(脚本添削スペシャル中に書こうと思って書けなかった、
キーボードに関することをまとめて放出中)
そもそも、キーボードの位置と手の位置の関係、
気にしたことある?
あなたの手の位置は、
後ろすぎたり、前すぎたり、
低すぎたり、高すぎたり、
傾きが間違ってるのかも知れないぞ?
ホームポジションのfjを触ることが、
手の位置を決めることじゃない。
一度手首を浮かせて自由にし、
fjを触りながら、
手を前に出したり後ろにしたり、
上にあげたり下にさげたりしてみよう。
それで色んなキーを打ってみるのだ。
上段と下段が、等距離になるのがベストだ。
とすると、中段を中心にとらえるようにし、
キーボード面と手のひらが平行で、
前すぎず後ろすぎない位置があるはずだ。
あなたの普段の手の位置は、そこだろうか?
ピアノにおいては、
そうなるように手首を浮かせて、
手首の位置を決めるのだそうだ。
手首を浮かせたまま打つと疲れるので、
肘で前腕を水平に固定することで、
手の位置を決める。
そのために椅子の高さを調整する。
(ピアノの高さは変わらないので)
キーボードの手前に手のひらをつけると、
上段が遠くなる。
これが、指を伸ばすことをやりすぎて腱鞘炎の原因になる。
上段を近づけるためにスタンドでキーボードを起こすと、
手首を返すことになり、
今度は四指の腱鞘がある、手の甲に負担がかかる。
これを無意識に解消するため、
腕を全部伸ばして、キーボードを奥に置いてタイプする体勢を、
やったことがないだろうか?
背筋をまるめて、顔を机の高さにして。
これが間違いなのである。
間違いは、最初の手のひらの位置だったのだ。
キーボードに対して、どのキーも押しやすいように、
まず手のひらの位置、高さ、角度を決める。
それで逆算して肘の位置を前腕の水平を決める。
そうなるように、椅子とキーボードの位置を決める。
逆に、椅子と肘の関係から、キーボードの位置を決める。
ふたつが合うような、姿勢とキーボードと肘と手の位置を、
探そう。
それが、腱鞘炎にマックスなりにくい打ち方で、
つまり、最も負担のないやり方だ。
腱鞘炎の人は、速攻この体勢を見つけよう。
楽になるぞ。
で、結論は二個しかなくて、
低い机にするか、膝の上にするかだ。
多分一回腱鞘炎にならないと、
二度とこの辛さを味わいたくないと思わないので、
痛めるまでやっちゃうだろうね。
真面目な人は、一回理想を知っておいてほしい。
書道にも、鉛筆がきにも、
適した正しい持ち方や姿勢がある。
キーボードだけないなんて、あり得ない。
日本のオフィスの誤りは、
キーボードを鉛筆や書道と同じものだと考えたことにある。
キーボードはピアノだった。
ピアノだとすると、デスクの上に置くのは高すぎることぐらい、
ピアニストならわかったはずなのに。
「鍵盤」という言い方のままだったら、
誰か気づいたかもしれないのに。
過去のJIS規格を決める会議に、
現代の僕が出席するべきだった。
(ちなみにTRON計画がなぜ終了したか。
アメリカの外圧らしい。そのへんは歴史をひもといてください)
ということで、
僕は自分の腕の痛みを起こした、
日本人の無知に対して怒っているし、
無知ゆえに陥った他の人の痛みも、
解消するべきだと考えている。
日本人は、もっと文字うちを正しく楽に速くやるべきだ。
それを解決するためのカタナ式v7、
今マニュアル書き始めたところ。
発表をまて。
2017年05月13日
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