2017年05月20日

【カタナ式】アルペジオ率66%を叩き出す

もうすぐ発表予定の、
カタナ式最新版v7のマニュアルを書いている。
多分決定版になると思う。
これ以上改変するとすると、キーボードの物理的変更のほうが、
効率アップになりそうだ。

で、色々調べてみて、
「日本語10万字データから得られた、
頻出連続二文字の上位100の言葉のうち、
アルペジオ打鍵が含まれるのが実に66」
という驚異的な結果が出たので速報。


「アルペジオ率」
というのが配列界隈にはあるらしく、
アルペジオ打鍵があればあるほど、
打鍵は加速するから速くなるわけである。
そのぶんロールオーバー式で打てるからだ。

ということで、
カタナ式はアルペジオアルペジオ言うてるけど、
どんなもんじゃいと調べてみたわけだ。
配列を自動解析してくれるやつを見つけたが、
とりあえず上位100連繋に関して、
アルペジオを手で集計してみた。


日本語頻出二文字連続の上位100のうち:

左右(子音、母音)ともアルペジオ 6
左右どちらかがアルペジオ 51
左右どちらかがアルペジオで、もう一方が同指同鍵 5
左右どちらかがアルペジオで、もう一方が同指隣鍵 4

ここまでをアルペジオ打鍵に含めた。
(※ m、wはアルペジオで打つ二打の子音だが、含まない
v7から促音拡張して、促音をアルペジオを打てるようにした)

左右どちらかがアルペジオで、もう一方は同指段ごえ 1
左右どちらかが同指隣鍵 8
左右とも同指隣鍵 1
左右どちらかが同指同鍵 2
左右どちらかが同指同鍵、もう一方が同指隣鍵 3
左右どちらかが同指隣鍵、もう一方が段ごえ 1

ここまでを普通運指とした。段ごえの発生を悪運指とした。

左右どちらが段ごえ 15
左右とも段ごえ 3

同指のナナメ跳躍は、カタナ式v7にはない。
ということで、

アルペジオ 66
普通運指 16
悪運指(段ごえ) 18

という結果を得たわけだ。
段ごえは2割もあるが、
メインキーが左6(2, 2, 2)右7(2, 3, 2)の三段なんだから、
しょうがないといえばしょうがない。
(薬指小指を使わない、というのがひとつの売りだが、
使えば段ごえを0には出来る。どっちを取るかだね)

それよりもなによりも、
アルペジオ率2/3!


打ってて快速であると感じるのは、
この驚異的なアルペジオ率が保証しているわけだ。
配列解析スクリプトにかけられるようにできねえかな。
上位100じゃなくて、10万字データあたりでみたいよね。

厳密な二連続しかアルペジオとしない、
というのならこの率はがくっと落ちる。
子音のアルペジオ(子音だけでみたアルペジオ)、
母音のアルペジオを含むからだ。
しかし左右交互打鍵なのだから、
各手を独立で見たときに合理的な動きをしている、
という保証にはなる。

この辺のことをもう少し詳しく、
マニュアルに書こうと思っていたら、
やまとことばは子音の連続を保存する、
というさらに面白いことを知ってしまい…
言葉って面白いね。
posted by おおおかとしひこ at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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