LDIRさんから紹介のあった、
縦書きテキストエディタ、TATEditorをゲットして、
いじっている。フリーである。
今のところ、ワードよりオススメという話。
デジタル鉛筆は大体思うようになってきたので、
次はデジタル紙だと思い、
3万字ある原稿を格納しているワードがちょいちょい重くなるのにムカついて、
速攻ダウンロード。
メモ帳で開けるテキスト(.txt)を、
縦書きで表示するだけというシンプルなアプリ。
書いた原稿をダブルクリックするとメモ帳で開ける。
(TATEditorのショートカットをデスクトップにつくって、
そこへドラッグ&ドロップで開くようにした)
気に入ったのは、
TATEditorはあくまで縦書きビューワーであって、
本当のタテヨコはあとでワードなどで整形する、
という思想。
Pdf化したり、行間文字間いじったりするときは、
ワードのほうが使いなれてるぶん速そうだ。
とりあえずフォントをMS明朝にすると、
格好がつく。
(MSP明朝は勝手に字詰めするフォントなので、
一文字一巾が揃っているMS明朝オススメ。
こういう印刷の知識を知らないと使えない、
デジタルってなんだ)
遊明朝も好きでたまに使うけど、
MS明朝は素直で見易いフォントだと思う。
(一番好きなのはモリサワのリュウミンだけど、高いんだよね)
体感でいうと、まあ軽い。
でもワードの普通に軽いときより、ほんのすこし重い。
メモ帳が一番軽くて、それに若干負ける。
速さ: メモ帳=ワードの軽いとき>TATEditor>>>>>>>>>ワードの重いとき
みたいな感じ。
おう。困ったぜ。
今のところワードのメインファイルに対して、
同じように行と文字数を決めて、
ワードが重くなってきたら避難するように使うことにした。
ワードは、開いて15分くらいまでは快適で、
どこからか重くなる。
(内部のテーブルをBGで整理し出すのかね)
ページを跨いだときも重くなる。数行過ぎるともとに戻る。
保存すると改善することもある。
再起動すると改善することもある。
数千字以内ならとくに問題ないけど、
3万字あたりから、こういう現象が起こる気がする。
jpegとかpdf乗っけてたらもっとすぐに来る。
ということで、
ワードは長編小説向きじゃない。
脚本はまあギリかな。
この体感は、
デスクトップでは生じない。
僕はタブレットのワードでやってるから、
そう感じるのだろう。
やっぱタブレットはデスクトップに比べればマシンパワーは足りてないし。
うーん、でもタブレットでフルスペックのワード使うために、
サーフェス買ったのに。
ということで、
TATEditorならば、
マシンパワーを気にせずバリバリ書けそうだ。
ブロックごとに管理して、
ワード上でマージすれば楽かもしれない。
リライトは大幅でなければ、
ワードで行ける気がする。
でもなあ。
ワードでいい感じに行間文字間設定した、
気分の乗るテンプレファイルを俺作ったんだよ。
出来ればその感じで書きたいなあ。
紙の手触りみたいなことなんだよ。
その文字間行間で、俺は自分の言葉を言ってる、みたいなこと。
TATEditorは設計思想が違うので、そこまで望まない。
あくまでメモ帳の縦書き版だねえ。
しばらく弄ってみて、
またいい使い方があれば報告します。
あれ?もしかしてすげえいい縦書きエディタがあれば、
iPadに乗り換えたほうがいんじゃね?
ATOKもあるよな。
悩みは尽きない。
アナログなら、
コピー紙A4(いつもの普通紙)+ペンテルハイブリッド中性青、
ともう20年決まってるんだけど、
デジタルはなぜこうも決まらんのだ。
目の前でためしがきできないからか。
それに費やされる時間で、小説一本書けちまうわ。
ということで、
紙にペンですらすら書くのが正解だろうな。
起動もいらないし、充電もいらない。
電源のあるカフェを探さなくていい。
昨日充電するの忘れてた、とかない。
コーヒーも水もこぼし放題。濁流に飲まれても復活。
落としてもぶつけてもセーフ。
レイアウトフリー。前の書いたやつが残ってる。
パラパラ前のをめくって、考えを整理できる。
並べて前を歩くことができる。
自分の書いた量を手で持てる。さわれる。
鞄が紙だけになって、軽い。
ベンチで風を感じながら書ける。
ラーメン屋でもバーでも書ける。
電車のホームでも書ける。
(てんぐ探偵の第一話第一節は、
東銀座駅のホームの椅子の上で書いた)
これらの利便性をデジタルが越えたとき、
僕は完全にデジタルに移行するだろう。
つまり、一生アナログということか。
デジタル変換はあとでやる(文字うち作業として)のが吉だな。
2017年06月05日
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