2017年06月05日

【カタナ式】モーラじゃなくて、音節じゃないか

TATEditorで打鍵が快適になったので、
高速打鍵が練られ始めている。とてもうれしい。
で、気づいたこと。
僕はどうやら、音節単位の入力システムがほしくて、
モーラ単位の入力に興味がわいてないということ。


音節とモーラの、Wikiの例をひく。

「サル」(猿)は、「サ」「ル」の2モーラで2音節である。
「かっぱ」(河童)は、「カ」「ッ」「パ」の3モーラで2音節である。
「チョコレート」は、「チョ」「コ」「レ」「ー」「ト」の5モーラで4音節である。


これまでのカナ入力の開発は、
「1モーラ1打鍵」を原則目標としてきたように思う。
「指がしゃべる」と言われた親指シフトは、
ローマ字の「1文字2打鍵」を批判対象として、
「1文字1打鍵」を特長として打ち出した。
(でもこの「1文字2打鍵」というのは、実は少し盛っていて、
母音は1打鍵かつ出現率が高いので、
平均するとローマ字は「3打で2文字」ぐらいだ)

しかしこの原則どおりには、親指シフトはいかなかった。
拗音が、実は膨大にあるからだ。
(外来音を数えてテャ行なんて言い出したら99音あることになる)
なので拗音だけは「1文字1打鍵」の原則を崩し、
文字+ゃゅょ(捨て仮名という小文字)などで対処することにしたわけだ。
実際、拗音の出現率は数%であることから、
これは現実的な対処だったともいえる。

で、この「拗音が1打鍵じゃない気持ち悪さ」が、
さまざまに花開くカナ配列の制作動機のひとつになっていると思う。
新下駄配列は見事に拗音一発でそれを果たしたし、
蜂蜜小梅も拗音マトリクスを発明した。
(引き換えに、習得の困難さがあるとは思う)


でも、よくよく考えてみると、
私たちの発話は、モーラ単位ではなく、音節単位じゃね?
と思ったわけだ。

「チョコレート」を例にとれば、
「チョ」「コ」「レ」「ー」「ト」の5モーラではなく、
「チョ」「コ」「レー」「ト」の4音節だ。

歌は音節で歌われる。
僕は音節でしゃべる。
書くときはモーラ単位ではなく言葉単位である
(だから漢字直接入力でも僕には足りなくて、
熟語や語尾まで一単位になりたい)。
キーを打つ時は書くようにできないので、
せめて言うように打ちたい。
それには、モーラ単位ではなくて、
音節単位じゃないか、と自分で気づいたのだ。


カタナ式の仕様は、僕の生理に基づいている。
つまり、カタナ式を通じて、僕の生理に気づいたというわけだ。

カタナ式では、
・二重母音が右手アルペジオ。
・y以降の拗音部が右手アルペジオ。
・撥音(の一部)が右手のアルペジオ(いん、えん、うんは非アルペジオ。ここが欠点)。
・長音も右手のアルペジオ(同)。
・促音が左手のアルペジオ。
ということにさっき気づいたのだ。
なんでもかんでもアルペジオやないかい。

これはなかなかの発見で、
つまり、
「左手右手の2打交互打鍵(母音をのぞく)
の行段系のスタイルを基本形として、
アルペジオを1打に数えるなら、
1音節を左右の2打以内で打つ」
ということが実現したのがカタナ式ということになる。

交互打鍵とはいうものの、
左手と右手がワンセットになったような、
意識としては1セット打鍵1音のようなものだ。
(左手と右手のアルペジオとも言える)
これにさらに左手または右手にアルペジオ変化がある、
「左右の1アルペジオセット以内で、1音節を打つ」
というのがカタナ式の特色であるような気がする。

(例外は「よう」をYOU3打のアルペジオで打つところだが、
実はこれが気持ち悪くて、
OU同時押しで「おう」が出るようにプログラム内では組んでいる。
なのでY+OU同時押しの2打のアルペジオで、
問題なく出る。
ちなみにAIとEIの同時押しもあります。
マニュアルには書いてない隠しコマンド)

指の無意識の探索の結果に、
ようやく頭の分析がおいついてきた。

つまり、僕がカタナ式で実現しようとしていたこととは、
「1音節をワンアクションで打ちたい」
という無意識につきるのかも知れない。

このために、教本にはないような打鍵のしかた
(前滑り方式)や、姿勢(膝上奥チルト)まで開発して、
つまりはそれはなんとかして、
左右の指で「1音節を一回の運指で打つ」
ことに収束しようとしていたのかも知れない。
(ついでに、音節と音節のつなぎが流れるように、
音と音のつなぎがアルペジオになる確率が、6割というわけだ)



研究の成果あって、
なかなか快適なタイピング生活が待っていそうだ。
僕は今やフリックより、
QWERTYローマ字より、全然速い。
手書き(4600字/1h)とどっこいまで来ているので、
なかなか便利なデジタルペンになりつつある。

あとは運指を練って、どこまで速くなるかというところかな。
もともとタイピストではないから、
すげえ、というところまではいかないだろうね。
タイプウェルもようやくBランク80秒台(秒4打以上)
まで来た程度だし。
でもQWERTYローマ字が130秒台なのを考えれば、
自分相対度でいえば、ものすごい進歩を経験したわけだ。




結論。
1音節1アクション(左右交互打鍵、アルペジオを含む。
最大2打アルペジオ+2打アルペジオ)
で打ちたければ、カタナ式を。
この整理をもとに、マニュアル書き直したくなってきた。(笑)

1モーラ1打の生理の人(音声言語ではなくて、
書き文字を単位とする人だろう)は、
最新のカナ配列がおススメかもしれない。


これは指の生理の問題で、
配列の優劣ではないような気がしてきた。

勿論、単語をワンアクションで打てる配列があるなら、
それがいい。
それは予測変換に近いのかも。
つまり、次に僕が目指すのは、
予測変換で、同じことばをコピペするのではなく、
語尾変化や連想予測対応できるやつかもしれない。

それはディープラーニングならできそうだけど、
それより脚本や小説を書けよなって話だ。
posted by おおおかとしひこ at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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