高速カタナ式独特の「前滑り」(マニュアル参照)を実現するには、
膝上にキーボードを置くのがいい。
でもそれだけだとそのうち疲れてくる。
たとえば二時間はしんどい。
机の上でこれを実現する方法はないのか。
今のところの暫定案は、
左右の手を非対称の高さにする置き方だ。
色々試した結果、
1. キーボード(hhkb)は、ゴム板二枚(5ミリ高)を手前にかまして、
奥チルト(ほぼ水平)状態をつくる。
2. 右手首は机の上にベタ付け。
3. 左手首のみ、マウス用のリストレストの上に。
つまり左右手首の置く高さを変える、
左右非対称高が、現状一番ましみたい。
カタナ式のスペースキーの濁音シフトは左手親指推奨で、
かつ右親指は使わないのでなるべくキー面に近い方が前滑りしやすく、
ということは右手フラット、
左手は(やむなく)右手より上面に、
という要求を実現するには、これしかない感じ。
リストレストで左右同じ高さでやっていたのだが、
左手の外側へのひねりが、とても痛くなった。
それは、キーボードのキーは、
縦が左に傾いているからだ。
右手にとっては左傾きは気持ちいいが、
左手にとっては左傾きは痛いのである。
これを防ぐため、エルゴノミクスキーボードでは、
キー配置を格子状にしたり、
ハの字にしたりしていることが多い。
でも「ふつうの」レイアウトのキーボードを使う以上、
この「左手を外へひねらなきゃいけない問題」
は回避できない。
おそらく、この問題に至る人は、
一日一万字ぐらい打鍵する人だけかも。
僕は執筆と、研究のための試し打ちを含めるので、
最近毎日一万字ごえで、
それで左手首が痛いのだ。
以前とは別の腱鞘炎にかかりそうである。
一日5000字から7000字ぐらいまでなら、
大きめのパームレスト用の板で、
奥チルトとパームレストを兼ねるという、前に紹介したやり方でいける。
一日一万字クラスになると、
さらに今回のようにしないとキツイ。
ちなみに日本語一万字の、
左手の打鍵負担を計算してみる。
漢字含有率2割として、
漢字一文字に二音として、12000カナ。
ローマ字はカナの1.7倍打鍵するので、
打鍵数は20400。すげえな。
うち左手の負担は子音のみであるから、
1万は切る。
左手は人差し指と中指しか使わないので、
それぞれざっと4000から5000打鍵しているわけだ。
そりゃ対策しないとネズミも走るよな。
(手首小指側から肘にかけての腱鞘炎がひどくなると、
違和感が「走る」ような感覚になる。
きっと腱の収縮が、痛み以前のうまくいってない感覚なのだ。
ネズミが走る、と俗語で言われる。
テニス肘やピッチャーがよくかかるやつと同じ)
カナ入力なら、3000に抑えることが出来るのか…
こうしてカナ入力の研究がはじまったりして。
(ちなみにまずニコラを試してみたが、
親指シフトの連続時が慣れなくて挫折。
もとより俺記憶に自信がないので、配列を覚えられなそう。
押しっぱなしで連続シフト可能な飛鳥はまだ試していない)
ということで、「左右の手首の高さを変える」
アイデアは、検索の範囲では誰も試していない。
みんな左手の外捻りにどう対処してるのだろう。
(共通するワードがないから検索しにくい、
というのもあるよね)
2017年06月26日
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