2017年07月17日

暇だなあ。なんか書くか

という領域の話。


料理人は、暇なときに何をしてるんだろう。
暇だなあ、なんか作るか。
であってほしい。

あるいは、暇だなあ、研究するか、であってほしい。
和の料理人が洋食を食べに行ったり、
実際に厨房で再現したりするらしい。

大工はどうだろう。
暇だなあ、本棚でもつくるか、
みたいなことであってほしい。

技術を常に磨くこと。
新しい技術を研究すること。
実際に何かを作ってしまうこと。


逆に、
暇なんでしょ?クロスワードやってなさい、
と、好きでもない暇潰しを与えられたら、
そういう人たちは苦痛なのだ。
好きだからずっとやっていたい、
そういうものじゃないかな。

暇だなあ。なんかつくろ。

こういう人でなければ、
ずっとやってくのはとても苦しい。


よく俺、仕事の合間にてんぐ探偵書いたよなあ。
どうやって時間を捻出したのか、
今でもよく分からない。

暇があれば、なんかをつくれ。
それが何かの種になる。
種は沢山蒔いておけ。
発芽するのもあれば、発芽しないのもあれば、
途中で枯れるのもある。
花が咲くまでやるしかないのさ。

マンボウって一億個卵を産むんだって。
そのうち大人になるのは一匹ぐらいらしい。
一億分の一よりは、作品が花咲く確率は高いんじゃね。

365日、暇なときになんか作ってたら、
結構膨大になるよ。
勿論、リアルの体験も肥やしになるから、
リアルのキツイ体験をしてもいいぞ。


暇だなあ。なんか作るか。
そういう人だけが生き残る。
憧れだけでなにもしない人に比べて、伸びていく。
「精神と時の部屋」とは、日々のことだ。
posted by おおおかとしひこ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック