2017年07月24日

わりとまじで体力の話

ぶっ倒れるまで創作を続ける。
泥のように寝て、風呂にも入らずに現場に戻り、
泥のように創作を続ける。
以下ループ。

本当に集中してるときは、誰もがこうだろう。
ということはさ、
わりとまじで、ぶっ倒れるまで時間がかかるような、
タフさがあったほうが効率がいい。


実際、徹夜したら次の日使いもんにならないようなヒョロガリは、
映画の現場に向いていない。
それは、執筆においてもたいして変わらないと僕は考えている。

その作品を書くときの正念場というものがある。
あと一言書ければ行けるところが、
その一言が思いつかなくて倒れてしまうなら、
永久にその一言にはたどり着けない。

わりとまじでタフネスは、創作を続けることに寄与する。
考えすぎてカフェイン取ろうが糖分取ろうが、
頭の中がすっからかんになって何にも出ない経験を、
あなたは何度かしたことがあるだろうか。
タフなやつは、そこからまだ何か閃くんだぜ。


タフネスはどうやって養うのか?
物理的に筋トレとかランニングすればいいのか?
村上龍は水泳をするそうだ。
昔体育会系だった人はそれがいいかもだけど、
大体ヒョロガリやクソデブだから書き物をするんだよな。
だったら、
人並みの体力をゲットするように鍛えるといいよ。
バケモノみたいなラガーメンにはもうなれない。
人並みに体力があれば、
修羅場のもう数時間、粘れるかも知れないのだ。

短期的には、焼肉とニンニクが効く。
しかし毎日食べてたら体が慣れてしまうので、
月一回程度がいいかも知れない。

物理的なタフネスと、書く体力のタフネスは、
ある程度比例すると僕は思う。

やっぱりヒョロガリやクソデブは、諦めるのも早い。
タフなやつだけが、
考え抜いて正解を引く。
タフなやつだけが、
最後の一筆まで絞り出せる。

同じ才能なら、タフなほうが作品の質を上げられる。


走れ、泳げ、持ち上げろ。

わりとまじで。
posted by おおおかとしひこ at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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