2017年07月28日

【カタナ式】机の上での高速カタナ式

高速打鍵(秒3打以上)出来るようになったら、
高速カタナ式へ移行のこと。
配列はもとのカタナ式でもいいけれど、
腱鞘炎にならない「特殊な打ち方」が定義されている。
それはマニュアルを読んでいただくとして。

以前までは「膝上スタイル」が推奨であった。
机の上ではうまく角度や力の入れ方が難しかったからだ。
机の上で高速カタナ式を使うための方法論が、
更新されたので書いておく。


用意するもの:
机と椅子
リストレスト(僕は板を使っている)
キーボードを奥チルトにする、なにかかませるもの

まず高さと角度の話。

キーボードを奥チルトにせよ。
手の形はマニュアル通り、
「卵を持つ」(親指シフトやピアノでの基本型)
ではなく、「平らな状態」にだ。
これは前滑りという特殊な打ち方のためである。

これは、水平おきより、手前チルトより、
奥チルトのほうが滑りやすい。

で、それだけだと手首の置場所がないので、
適当なパームレストであげてくれたまえ。

僕が使っているhhkbを例に上げると、
厚み1センチのウレタンをキーボード手前にかまして奥チルト。
厚み1.5センチの板で、手首を机面から上げている。
この微妙な感じで作る角度が、いいみたい。


次。

キーボードのキーは、縦にみると左に傾いている。
これに手の角度を合わせるようにする。

具体的に。
まず、
モニタの中心と、体の中心と、
パームレストとキーボードの中心(Hキー)を合わせる。
GJ位置(高速カタナ式のホームポジション)に人差し指を置き、
左右対称に構える。
理想はこのまま打鍵したいのだが、
キーが左に傾いているから、そうはいかない。
(このまま長時間やると左手が外にひねられるので、
左手が腱鞘炎になりやすくなる。これを防ぐため、
膝上スタイルを編み出したのだ)

で、この姿勢から、キーボードだけ左にずらす。
Jキー(かJKの間)が中央になるくらいに。
だいぶずれるね。
左手はやや左に向き、右手も左に向く。
はいここ。
これが高速カタナ式の、新しい手と腕とキーボードとモニタの位置。

左右非対称に構える。左ハの字。
そして奥チルト。
今のところこれが正解かな。
左手がTSを打ちやすい位置、右手がIEを打ちやすい位置を探す。
「あいおうていせい」に無理がない位置。


机と椅子の高さ関係で変わってくるから、
まず自分ちので完璧な位置を見いだしてほしい。
座り方にも影響される。
背筋を伸ばすのか丸めるのか、
浅く座るのか深く座るのか、腕は伸ばすのか緩めるのか。
一回ここかと分かったら、別の机と椅子でも微調整できるようになる。


で、手を置く板。
パームレストにしてもいいし、
リストレストにしてもいい。
パームレストだと手首が固定されるので、
Sを打つときしんどいことがある。
僕のオススメはリストレストにして、
手首を自由にすることだね。
手首が指をカバーしている無意識にたまに気づく。

膝上スタイルのいいところは、
肘で前腕部が固定できるので、
手首が自由に浮かせられるところだったし。
それよりひとつ手首側で固定するイメージで。


これで一日一万字でも大丈夫のようだ。
(実際昨日やって、今朝起きても疲れはなかった)

慣れてくるとキーの打鍵音が軽い音になってくる。
カタナ式動画ではまだ低音があるけど、
あのときより軽い音になっている。
つまり底打ちせずに軽く打ってるということだ。
(底打ちの必要ない高級キーボードならではの現象)
一万字、二万打鍵ぶんあるわけだから、
一打鍵の違いが一万倍される。
1%で100回の違いだ。


あともうひとつ。
左親指。
右方向に、「掴んだものを離す」方向に伸ばして打鍵すること。
グーパーでいうと、パーの力を使って、
右に指を開きながらそのまま下に斜めにいく感じ。
「ひらき滑り」と名付けよう。
たとえばGを打つとき、
左人差し指は、パーの方向に前滑りするから、
そのパーと連動して親指もパーの力を使う感じで。

これはこれまでのキーの打ち方と直感的に違うので、
めちゃくちゃやりにくいと思う。
だけど普通のスペースキーの打ち方
(親指を真下に下げる。本来の掴む方向と90度違う方向に動く)
では、一日一万字はしんどいんですよ。
腱鞘炎間近。

なので、痛くなってきてはじめてここを見返すくらいでないと、
わざわざそんなことをマスターするモチベーションがないかも知れないね。

最初は濁音シフトのときに癖付けるといい。
濁音のときに必ず親指と他の指を同時にパーにしながら打てばいい。
そのうち、変換のときにもそうするようになる。
スペースキーを打つときも、コトッという音を言わせず、
シャラッと言う音になれば正解。



これで、机の上で、
腱鞘炎にならない前滑りシステムが完成した。

このビデオも作りたいな。
言葉より映像のほうが教習になるよなあ。
posted by おおおかとしひこ at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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