2017年08月06日

プロットの穴埋め法

日本人は穴埋めが好きだとよく言われる。
欧米の自由教育は日本人に馴染まない。
「自由に書きなさい」は苦手だけど、
「次の□を埋めなさい」は嬉々としてやったりする。

ということで、これをストーリーを考えるのに応用するといい。


展開に困ったとしよう。
そこを□に一回しておく。
先の展開がもし分かっているとしたら、

今の展開とその結果

先の展開

と、たとえば三行に書き出してみるのだ。
日本人は穴埋めが好きなので、
ただ当てもなく考えるより、
「それに当てはまりそうなもの」を考えるほうが、
何かを思いつきやすいよ。

このやり方だと、別解も出やすい。
いくつか出してみてベストをはめてもいいし、
2つ3つを組み合わせて、複合的な展開
(サブプロットに分けたり)としてもいい。


他にも、

AはBをとんでもない理由で殺した。
□だったのだ。

と、□にすることで、
そこだけをフォーカスして考えることが可能になる。

この□メソッド(いま勝手に命名)は、
「今出来ているところ」と「まだ出来ていないところ」を、
分離するのに役に立つのかもだ。

出来ている部分をリストアップして、
まだ埋めるべき部分を特定する。
そこに限って知力を集中する。
そういうやり方なのかも知れないね。


実は今展開に困っていて、
□を書いてみたらそこだけ考えることが出来たので、
メモがてらに書いておいた。

□は特に日本人は好きなんだってさ。
なんか文化的なものがあるのかね。
モザイクもいいよね。と、下に落としておく。
posted by おおおかとしひこ at 18:15| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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