2017年08月16日

【カタナ式】打鍵リズムと運指

昨日の測定の結果、
僕の指は2.6倍の開きがある二連接がある、
ということが分かった。


これは人によるのだろうか。
スムーズにキーボードで文字を打てるためには、
この開きが少ない、
つまり指の器用度のばらつきが少ないほうがいい。

僕の手は特に右人差し指に特化してきた。
絵を描くからだ。
たとえば幅1ミリに5、6本線を引ける程度には僕の右手の感覚はある。

絵描きじゃない人は、
ひょっとすると人差し指がもっと不器用で、
結果的に開きが少なく、
指のばらつきが小さくて、
ブラインドタッチが僕より容易に出来ているかもしれない。

僕は昔から手先が器用で、工作なんかも得意だ。
しかしそれって勿論右手が、だ。
手先が器用な人ほど、
左右の差が大きいから、指の差が大きいから、
実はタイピングが向いてないんじゃないかな、
と逆説を言ってみる。


理想の打鍵は、恐らく、
どの指からどの指へつなぐときも、
等間隔で打っていくことではないだろうか。
そうでないとリズムが崩れるからだ。

勿論言うときのリズムに合わせて、
速く読むところ(語尾や無声音部)は速く打ち、
ゆっくり読むところ(固有名詞や文意を確定する大事な部分)は
遅く打つ可能性もある。
だけど、基本BPMいくつ、みたいなのがあって、
それが加速減速しているだけだと思う。

それが、
ばらつきのありすぎる指ではBPMの基準値が決められない、
ということだろうね。


親指シフトでの、かなりの高速入力動画を見た。
https://www.youtube.com/watch?v=zJbP-kIzVXo&feature=youtube_gdata_player
自分の飛鳥では無理なBPMだと思った。
123文字/分だから、
カタナ式のトップスピード109文字/分より速い。
忙しさはあんまり変わらない印象を受けたけど。
(出来れば最初から最後まで見たかったなあ。
手首を浮かせたまま、結構ばたつくのね、ということが分かった)


カタナ式は、遅い指は捨てるという方針で、
全体のBPMを上げている仕組みである。
指のばらつきがある人ほど、
向いてる配列かも知れない。


余談だが、カタナ式を改名して、
「親指シフト」のような「打鍵システムのアイデンティティーを名前にする」
と思い、
「6式」(6本指式)というイカしたネーミングを思いついたのだが、
ワンピースに出てくる架空の武術名として先に使われてた。
くそお。また考える。



で。
このトリル測定を、全指の組み合わせを計測しとけば、
個人の指の連接スピードのプロフィールが出来るよね。
日本語連接頻度は統計的におおむね決まってて、
各配列の配指も決まっているから、
各連接の出現頻度×対応する配列のその人の指連接スピードを総和すれば、
「その人にとっての配列のスピード」が出るはずだ。
(親指同時打鍵や、段違いみたいなことは計算に入らない。
勿論、使い手の文体までは計算に入れられない)


僕はカナ配列やQWERTYローマ字や、親指シフトは遅くて、
カタナ式ならなんとか速く打てるという、
8本の指を持っている、
なんてことが分かるようになるはず。

興味のある方、そんな、
何配列に向いてるか診断スクリプト、
作ってみてください。
posted by おおおかとしひこ at 02:14| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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