2017年08月31日

【カタナ式】新しい配列の習得方法ガイド

QWERTYローマ字なんて糞!不合理!
新しい配列なら合理的な運指らしい!
しかしどうやったらいいか分からない!

そんな人たちに贈る、
ニュー配列を習得するための普遍的な方法。

これを分かってたら、3つでも4つでも習得できるよ。


1. 気に入った配列を探す。
2. インストールする。
3. 中央のものをまず覚えて、その文字で文章を作る。
4. 徐々に周辺とか特殊入力を覚え、覚えた文字で文章を作る。
5. 最初にガッツリ時間をとるのがいい。
6. 旧配列と併用するのは、5をやってから。
7. 旧配列で仕事や生活をしながら、コツコツ一日一時間ぐらい、34を練習。

ここまで、人や配列によるけど一週間〜一ヶ月。

8. 一通り打てるようになったら、日記を書くのがいい。
(配列導入記で十分。今日あったことや考えたことでもいい)
9. 配列によるけど、毎日書いてればそのうち指が覚える。腱鞘炎に気をつけて。
10. 旧配列の7割くらいになったら、全面的に新配列だけでやってみる。

ここまで、人や配列によるけど、一週間〜一ヶ月半。

11. そのうち旧配列を追い越す日が来る。
12. あとは効率が上がっていく一方。未知の負担なので、腱鞘炎に気をつけて。

ここまで、人や配列によるけど、二週間〜三ヶ月くらいかなあ。


自転車を乗り換えるようなものと考えるといい。
はじめて自転車に乗るのはとても苦労したけど、
自転車を乗り換えるのは割と楽だよね。

ただし自転車ほど簡単じゃないだけ。
最初は数メートルも走れない。
でもちょっとずつやると伸びていくように、
人間の体は出来ている。適応だ。


作者の言葉が分かるなら、調べるといい。
どういう特徴があってどういうコンセプトなのか、
わかったほうが相性がつかめる。
あと、作者の環境が分かるなら、
なぜそれをどういう風に活用しているのか、
わかったほうがいい。
(たとえば親指シフトとカタナ式では、打鍵方法がまるで違い、
特に高速カタナ式は他にない打鍵方法を推奨している)

作者の文章は、その配列で書かれていることが多い。
その人の文が好きなら、あなたはそれに向いてるかも知れない。
(指が向いてるかどうかは分からない。
指の能力の研究は、ほとんど進んでいない)


キーボードを見ずにやるのが一番いいと思う。
はじめからブラインドタッチを覚える方がいい。
配列表は紙に印刷するか、画面内に出しっぱなしでいい。
(パソコンをつけてないときも見れるから、
紙に印刷がオススメ)

目で覚えるんじゃなくて、指で覚えること。
範囲を少しずつ広げて、
「自分の言葉を打っていく」ことをやること。
あなたは自分の言葉を書く道具を探しているのであり、
誰か他人の言葉を書くために苦労するのではない。
自分の言葉を書けば書くほど、
その配列での指の動きを、指が覚えていく。

そのうち、一文字単位では全部覚える。
次は、○→△みたいな、繋がりを指が覚えていく。
○→△→□→×みたいに、4文字の流れを指が覚えれば、
一気にそれを打ち込めるようになり、
打鍵が安定する。

こうなればしめたもの。
あとはあらゆる「言葉の指の動き」を、
一個一個指に覚えさせていく。

「スムーズにブラインドタッチできる」という状態は、
「○の次に△でも□でも×でも打てる」状態のことではない。
「○□△×という言葉や※↑●◎という言葉などを、自在に
流れるように打てる」状態のこと。

新しい配列ほど、それに気を使って組み立てられてるので、
その流れ(運指)が自分に心地よいなら、
あなたはその配列と相性がいい。


相性が悪い配列をつかんでしまったら、
別の配列を試すといい。

二週間から三ヶ月をまるで無駄にしないためには、
「流れがよくないとどうしてもダメな、
自分が譲れない言葉」を決めておくといい。

僕の場合は、物語の中核の言葉「する」「した」だった。
(カタナ式は、どのバージョンでもこの二語からテストしている)

「わたし」でも「あんっ…」でも「ガッキー」でも「マクロ経済学」でもいい。
これがスムーズに打てない配列は糞、
と決めてかかると、
全ての配列をそれで選ぶことが出来る。

カタナ式で失敗したのは、僕の名前「としひこ」で、二回段越えが発生すること。
でもまあいいや。譲れないほどではない。

譲れない言葉は、なるべく短いのにすると、
すぐにお気に入りを見つけることができるよ。
(たとえばQWERTYローマ字では、人にとって一番大事なもの、
「あい」が打ちづらい。それだけでもこの配列は糞だ)

新しい自転車を探して、乗りこなす。
これをやるだけだ。
あなたの体もあなたのやりたいことも、
他の人とは違うから、他の人のオススメは参考にならない。
自分の言葉を発することだけを目的にするといい。



ちなみに、有志による日本語配列の一覧は、
有志によってまとめられている。
色々検索してくれたまえ。

「ほかにもっといい配列があるかも知れない」という不安があるなら、
「譲れない言葉を決めること」で、選別していくといいよ。
posted by おおおかとしひこ at 14:06| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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