2017年09月02日

逆の発想のコツ

逆の発想というのは、
アイデア論でもよく言われる方法論だ。

しかし、「何を逆にするのか」
ということが、実は大事だったりする。


よく言われる例に、
「犬が人を噛んだらふつうだが、
人が犬を噛んだらおもしろい」
というのがある。

これは、
「犬が人を噛む」という、
普通の状況を持ってきて、
主語と目的語を逆にした発想、
というわけだ。

男が女を殴るを逆にすれば、
女が男をグーパンで殴る、
という逆の発想の絵になるわけである。
(もっとも、男が女を殴ることが、
今や日常ではないから、
逆転かどうかは分からないね)


で、本題。

何と何を逆のペアにするかで、
逆の発想は、違うものが可能だ。

「犬が人を噛む」を、
様々な軸で逆転させてみよう。


犬が人を噛んだら、怪我が治った

猫が人を噛んだら死んだ

人が人を噛んだら気持ちよかった

犬が人を噛んだらみんなが喜んだ

犬が人を噛んだらその犬は射殺

犬が人を噛んだらその人が社長になる世界

犬が人を噛むのは、愛していたから

人が怒ったら、犬が人を噛んだ

などなど。
これらは、「犬が人を噛む」状況の、
色々な要素を逆転させている。

犬が人を噛んだら、怪我が治った:

犬が人を噛んだら怪我をする、
という結果を逆転させている。


猫が人を噛んだら死んだ:

主語を逆(の動物)にしている。
結果を逆にして、「治らない怪我」の解釈とした。


人が人を噛んだら気持ちよかった:

主語を動物の逆の人とした。
結果の気持ちを逆とした。


犬が人を噛んだらみんなが喜んだ:

「その結果起こる社会の反応」を逆にした。


犬が人を噛んだらその犬は射殺:

その結果まあよくあることだから、
という普通の反応を逆にした。
(大型犬が人を噛んだら殺処分というひどい例もあるらしいが)


犬が人を噛んだらその人が社長になる世界:

噛んだ結果どうなるのか(特に何もない)、
を逆にした。


犬が人を噛むのは、愛していたから:

「噛む動機」を逆にした。


人が怒ったら、犬が人を噛んだ:

因果関係を逆にしてみたが、シュールすぎたか。



とりあえず思いつくまま、逆をたくさん作ってみた。

「主語と目的語を逆に入れ換える」以外にも、
「犬が人を噛む」というシチュエーションそのもの、
その前後の文脈まで含めば、
逆の軸はたくさんある。

平凡なものほど、逆ではっとする軸が、潜んでいるはず。

もし逆の発想が苦手な人は、参考にして欲しい。
横から見たり下から見たり、俯瞰から見たり、
時間を逆にしたり、
色々な切り口の逆があるはずだよ。
posted by おおおかとしひこ at 13:35| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。