2017年09月16日

連想さえちゃんと出来れば、ストーリーはつくれる

ちょっと極論だけど、ほんとう。


白紙を用意しよう。とりあえずA4くらい。
100から200の言葉をこれからランダムで書いていくので、
小さすぎると狭いし、
大きすぎると一覧できない。
なんとなくA4白紙。


まんなからへんに、
あなたの中心のネタを書いてみる。

たとえば昨日僕が考えていたのは、
「妖怪イミテイティブ」についてだ。


それから連想される言葉を、
周囲に書いていくといい。
パクりとか、クリエイティブとはとか、
フロンティアスピリットとか、オリンピックロゴとか、
スプレッド連想とフレーム連想の両方で、
思いつくままに言葉を書いていく。
関連のあるのは近くに書いて、
○で結んだり線を引いてもいい。
マインドマップみたいなことだけど、
これはあなたの頭の中の整理が目的ではない。
目的は、面白い話を考えることだ。、

連想を、どうしてこうなったのかの過去を想像することで書いてもいい。
連想を、この先どういう展開になるかとか、
どういう結果になるのかとかに広げていく。
時間軸方向への連想を広げるわけだ。
(テヅカチャートと同じ)

あるいは時間軸関係なしの、
要素を広げるスプレッド連想をして、
横方向の世界を豊かにするといい。

面白そうなセットがそのうちそのカオスから生まれる。
○と△と□を使って、
こういう発端でこういう落ちになり、
かつ展開に◎がある、
みたいなことも、結局は連想だ。

好きなように連想していくうち、
ストーリー的なものが生まれたり死んだりする。
アイデアの断片を同じ紙の中にメモっていく。

枝葉末節ばかり考えてしまうなら、
ときどき真ん中の言葉に戻って、
根本からの発想を広げてみる。
あるいは、枝葉末節から更に別の枝葉末節を産めるかも考える。

こうやってアイデアメモとして、
ひとつのネタから思いつけるアイデアを練っていける。
そのうちスプレッド連想では物足りなくなり、
「こういう見方からすればこうは考えられないか」
なんて、フレーム自体を疑うフレーム連想も使ったりするだろう。

たとえば妖怪イミティティブの正体は、
妖怪カッコつけや妖怪バレてないだった、
みたいなことも考えてみた。


そうこうしているうちに、
ストーリーの形はストーリーの形になってゆく。
事件は何か。解決は何か。
面白そうな展開。
なんとなく出来てきたら、別の白紙を用意して、
ざっと流れだけ書き出す。

そこで足りない部分を確認して、
その紙に連想して面白そうなことを書いていく。

紙がごちゃごちゃしてきたら、
三枚目の白紙を出し、
真ん中にコンセプトやあらすじやテーマらしきものを書いて、
細かい足りない部分を連想していく。


だんだん、関係ない連想をしてもそのストーリーにははまらないから、
メモする言葉の数は減っていく。

これを3枚か4枚もやれば、
大体一本の話の概略は出来上がる。
むしろ、出来上がるまで何枚も紙を使ってもいい。


で。


しばらく寝かせる。

連想したものを全部忘れるためである。

あらためて、白紙にプロットを書いていく。

出来たと思えば採用。
出来てないと思えば、また考える。



このループをしているうちに、
話が話になってゆく。



遺伝子のスープをかきまぜていると、
勝手に生命が誕生する、
そういうイメージ。

なんでか分からないが、
ストーリーはこうやって、
勝手に出来ていく。

そのためには、手書きがいい。
手でこねて作る感じだ。
頭で連想して、手でこねる。
あのへんにおいたものとこのへんにおいたものを組み合わせる、
みたいな連想は、手でこねて空間感覚を持っているから出来ること。

100や200の言葉を書くのはざらだ。
それがストーリーを生む遺伝子のプールになる。

それを小一時間かけてやると、
何となく出来るものだ。
連想と発想は、たぶんかなり近いものだと僕は考えている。
posted by おおおかとしひこ at 10:34| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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