人によっては、
これさえあれば「面白い」と条件反射してしまうことが、
よくあるものだ。
たとえば。
絢爛豪華なやつ
ロケ地が好きなやつ
好きな感じのキャラが出てるやつ
美女やイケメンが出てるやつ
エロいやつ(しかも性癖に一致してるやつ)
歌や踊りがイケてるやつ
アクションがイケてるやつ
飯がうまそうなやつ
カメラが動いて、わくわくするやつ
衣装が好みのやつ
ギャグが好みのやつ
などなど。
これらは、全て、ストーリーではない。
点の要素だ。
つまり、出落ちである。
これらを「ストーリーの面白さ」と勘違いしてはいけない。
それは、見世物の、点の刺激としての面白さだ。
受け手がストーリーの面白さを、
それと混同しているのは責めようがない。
それは素人さんだから構わない。
しかしプロが混同するのはどうなんだろうね。
もちろんあなたは両者を腑分けして考えられなくてはならない。
なんでもこれさえあれば面白い、
という人は、マーケティングで炙り出すことが、
おそらく可能だ。
しかしストーリーの面白さというのは、
マーケティングで決して出てこないものだ。
それは、「新しい面白さ」だからである。
既に知っているものをもう一回見る面白さと、
知らない何かを見る面白さは、
根本的に違うものなのだが、
それはどちらも「面白い」という言葉でしか受けられないため、
混同が広がりがちだと、僕は思うのだ。
2017年09月17日
この記事へのコメント
コメントを書く