2017年09月20日

結果が遅れてくることの面白さ

ストーリーテリングのテクニックみたいなこと。



朗報の場合:
ダメだったと思って、
何か別のことをはじめる、
しかしうまくいかなくて諦めかかる。
そのとき、さっきのはOKだったと朗報がはいる。

つまり、大逆転をつくりやすい。
ダメだったと思って何もせず待つのは、
ストーリーが停滞する。
「別のことをやりはじめ、それが軌道に乗るかどうか」
のあたりで朗報が遅れてくると、
ストーリーが急転直下しやすい。


バッドニュースの場合:

成功したと思って、さらに突っ込んで色々なことを進めていたら、
全部ひっくり返される、バッドニュースが遅れて届く。

これも急転直下の大逆転を作りやすいわけだ。
(現実によくあることだけどね)

これも同様に、
結果が出るまで待っているだけだと、
ただストーリーが停滞してしまう。
猛烈に動いているところに、
大きく逆ブレーキが働くから、
急転直下となるのである。


どちらも、
狙う方向に対して、
真逆に勢いをつけておくのがコツだ。

そうすると、思っていることの真逆の展開
(リバースポイント)となり、
直近で準備してきたことが全部無駄になり、
真逆にストーリーが進むことになる。
強いターニングポイントになり、
印象的な場面を作ることが出来るだろう。


なんかやった→結果が出た→次になんかやる

という平板な流ればかりになってきたら、
変化球をつけるとよい。


一番使われるのは妊娠かもなあ。
セックスのだいぶあとにあるからね。



遅れたニュースだけでなく、
フライング情報ゲットもある。

戦術は拙速を尊ぶのはミッターマイヤーだったかな。
情報の前後は、
戦局を大きく変えうる。

戦局とはすなわちストーリーである。
posted by おおおかとしひこ at 13:59| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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