2017年09月23日

【風魔】弱ペダ2撮影事故だって?

役者の顔にハイキック当ててしまう事故を起こした身としては、
身の千切れるような思いだ。


アクションは、事故と紙一重だ。
スタントマンを用意しても、顔がうつるときは使えない。
背中のショットしか使えない。
(昔は画質が悪かったから、全身で横顔くらいならごまかせた。
今はHDだから背中でも体格が違うとばれてしまいがち。
あのスーツは体格がもろに出て、スタントマンを使いづらいだろう)

そもそも肉体でなんとかしないとショーがつくれないくらい、
予算は減っている。
撮影保険は機材にかけられて、役者にはかけられない。
肉体アクションをする人に、そもそも保険はかけられない。

アクションする人は、今日もケガしないことで生きている。
ケガしたら戦線離脱。
スリルを求めるとは、そういう世界だ。

昔はアクションをやる人に、普通以上のギャラを出せた。
危険手当のようなものだ。
その予算もなくなり、保証は少なくなってきている。


件の役者は脊髄損傷だそうだ。
麻痺が残ることもあるらしい。
どこまで残るかは、ケガの深さ次第だろう。

危険なことをすれば、それだけアクシデントも起こる。
ゼロには出来ない。人生と同じように。
復活もできると思う。人生と同じように。

事故は起こる。
どう周りがケアするか、どう復活させてやるかで、
彼の人生はきまるとおもう。
リハビリはキツイだろう。希望を持ち、体と心の痛みに堪えるしかない。

不謹慎だが、「REAL」(井上雄彦)の実写化を企画するくらい、
ただでは起きない精神でいってほしい。
最後に笑うのは、ケガを克服したやつだ。
posted by おおおかとしひこ at 19:16| Comment(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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