オープニングはほんとに楽しいよね。
どんなクソ映画も、
オープニング3分まではマジカルな瞬間だ。
で、100個コレクションしてみよう。
そうすると、いくつかパターンがあることがわかってくる。
主人公から始めるパターン、
敵方から始めるパターン。
幼少期から始めるパターン。
イメージショットから始めるパターン。
なんかいきなり事件から入るパターン。
どこかに潜入するところから始めるパターン。
どこかから脱出するところから始めるパターン。
エンディングに近いところから始めるパターン。
自分なりの分類法でよいので、
パターンを色々分類してみよう。
それは大体いくつパターンあったかな。
じゃあ、そのパターンぶん、
架空の映画のオープニングを、書いてみたまえ。
オープニングだけを作るトレーニングをしてみるのだ。
本当によくある初心者にあることは、
素敵なオープニングだけ思いついて書き出したはいいが、
それだけで終わってしまうことだ。
それは当然オープニング以後のメインストーリーがないからそうなるのであり、
メインストーリーさえ出来てれば、
オープニングなんて10通り以上は5分で考えられるだろう。
だってあなたはもうオープニング100選をやったんだから、
大抵のパターンでかけるはすだ。
オープニングを研究すると、
あとあと使われないオープニングと、
あとでそこに戻ってくるオープニングの、
二種類があることに気づく。
勿論後者のほうが優秀なオープニングだ。
尻尾まであんこの詰まったタイヤキのように、
どこも無駄にならないような綿密な計画だからである。
100選のオープニングを調べて、
それがあとにどう使われているかを、
横断的にチェックしよう。
どういう使われ方かもパターンに分けておくと、
あとあと利用できる考え方を抽出できるだろう。
エンディングと関係のあるオープニングは、
とくにブックエンドテクニックと呼ばれることについては、
過去記事に書いた。
もちろんなんだっていい。
そのオープニングは、ストーリー全体にとって、
どういう役割を果たしているか、
それで100選をまた研究し直すこともできる。
オープニング書いては挫折するんだったら、
オープニングのストックをずっとしておくといい。
あらゆるパターンのオープニングを書けるようになれ。
書けるようになったころには、
オープニングなんて特別なものでもなんでもなくなり、
「オープニングを閃いた!」なんて小事である、
ということがわかってくると思う。
暇なときにやってみたまえ。
2017年09月27日
この記事へのコメント
コメントを書く