2017年09月29日

オープニング100、ラスト100の次にすること

オープニング100選、
ラストシーン100選が揃ったら、
次に何をする?
ミッドポイント100選?
ちがうね。

まずすることは、
「そのオープニングとラストを繋げる線を考える」
ことだ。


ベストのオープニングからはじまって、
ベストのラストで終わるなら、
それは最高の話じゃないか。

じゃあそういう話を考え付けばいいんだ。

100×100で一万通りつくれるぜ。
全部作れるとは限らないが。

つまりこれは形を変えた三題噺だ。
オープニングラスト固定で、
たとえば主人公を決めてしまえば、
ほとんど三題になるだろう。


沢山ネタがたまっているだろうから、
自由に発想していい。
本質を変えなければ、
オープニングやラストのビジュアルを変えてもいい。
とにかく、ストーリーとしてそうなるものを考え付くといい。

これは、訓練していないとなかなか難しい。
そうだな、ぺら一枚、400字から1500字程度に、
プロットとして書いてみるといいよ。


さて。

さらに「線」を研究しよう。

そのベストのオープニングは、
どういう線をたどってそれぞれのラストシーン
(ラストシーン100選ではないその映画のものだろう)
にたどり着いたのか、
軌跡を俯瞰してみよう。

逆に、そのベストのラストには、
どういうオープニングからどういう線をたどってそこに着いたのか、
それぞれの映画で研究しよう。

三題噺として作った、
何十本もの習作と比較してみよう。

遜色なければ、あなたは名作のプロットをものにしたかもしれない。
書いてみるといい。
posted by おおおかとしひこ at 11:53| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。