2017年10月23日

【カタナ式】リストレストか、パームレストか

タイピングには大きくふたつの流派がある。
手首をつける派と、手首を浮かす派だ。

手首をつける派にはパームレストが、
手首を浮かす派にはリストレストが、
いいのではないかという話。


今回のカタナ式最高記録は、
新しい打鍵システムに変更してみた結果だ。
今のところこういう感じ。

高さ1センチのウレタン板を、
長さ28センチ、奥行き3センチくらいにカット。
2個用意。
1. hhkbの手前にそれを挟み、1センチ手前上げの奥チルト。
2. その手前数センチにウレタンを置き、リストレストにする。
(3. 上から見てキーボードをちょっとだけ時計に回したほうが打ちやすい)

今回のキモは2で、1はそれに合わせただけだ。
高速カタナ式v2マニュアルに載せたやり方より、
遥かにシンプルなセッティングで済む。

ポイントは、パームレストでなくリストレストにしたところ。

手首をつける方法は、
手を固定することになる。
パームレストとしてどっしり据えるやり方だ。
僕は今までずっとこれだったのだが、
それが特定の指を特定の使い方しかさせず、
遊びがないことに気づいた。
つまり、手が窮屈なのだ。

リストレストは、
手のひらと腕の境目より腕側を、つけるイメージ。
自殺するときカミソリを当てる手首部分。
ここをウレタンの上に置き、
机から1センチ浮かす。

こうすると、手に遊びが生まれる。

元々、手の自然な動きはキーを押す幾何学的な動きに合っていない。
指を無理やりキーに合わせているわけだ。
手首関節一個ルーズになることで、
同じ動きでも関節の動かし方にバラエティーが生まれる。
つまり遊びが増える。
これが、手が窮屈じゃないという印象の正体のようだ。


かつてこれをパームレスト板の上で試したことがあったけど、
それは1.5センチ高さでの出来事だった。
それを5ミリ下げたほうが、どうもいい感じのようだ。

たかが5ミリと侮るなかれ。
フルキーボードのキーの横巾は19ミリだから、
約キー1/4個ぶん。
たいしたことない?
あるある。
キー1/4個ぶんずれただけで大問題になるよ。
hhkbJP配列とUS配列は、まだケンカしてるし。

5ミリの差が、今回うまくはまった感じだ。


目標にしているパソ活さんの動画
(1600字/10分くらいのスピード)だと、
手首一回起こす→手首を下ろす→その勢いでひとかたまり打つ
→次の文節で一回手首起こす→…
みたいなループが起きていて、
それを真似してみたら、なんか楽で速かったという次第。

指の力だけで打つ、手首をつける派のやり方だと、
指が疲れてしまうということみたい。
手首を起こしたり下ろしたりする運動を、
指の運動の補助に使うと、
指の負担が減るみたい。

数文字、数十文字ではたいした差がつかないかも知れないが、
1000文字程度の打鍵では、
明らかに手首をルーズにしたほうが楽に打てる。
(これを1万字程度に伸ばしたらどうなるかはまだやってない)

問題は手首を浮かし続けることが出来ないことで、
それをリストレストでカバーする感じ。


文章で説明しにくいので、
そのうちまたイラスト化します。



僕みたいに長文を打つことの労力を減らしていきたいタイパーって、
どれくらいいるんだろう。
そういう人はあんまり動画を上げないので、
参考になるものが少なくてせつない。

以前動画を作ったときより速くなってるので、
ひまなら現在の動画をあげてもいいかなあ。

目標は親指シフトの人の1200字/10分。
不可能じゃなくなってきた。

(10/24追記。
ウレタンは1時間も打つと蒸れる。
なので、板のほうがよいようだ。
手触りも板のほうが気持ちいい。
厚みは1.5センチのものを使っているが、
手首が自由だと5ミリ分は吸収してくれる模様)
posted by おおおかとしひこ at 22:48| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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