2017年10月26日

【カタナ式】vortex coreという衝撃

今海外で流行の兆しがある、40%キーボード。
ググれば出てくる。フルキーは109キーだけど、
その40%、47キーしかない。
そのひとつ台湾製vortex core、
日本で輸入されてると聞き本日ゲット。

すげえやこれ。


小さいのは分かってたから、そこにはさして驚かない。
記号キーと数字段が削られ、
それはFnキー的なものとの同時押し、
というのも分かってたから、そこにも驚かない。

しかしキーボードというのは触ってみないと分からないことがある。
以下は、ググっても出てこなかった、
使用してみてのとてもいいところだ。


エンターとエスケープが、激近!
駅近物件のようだ!
エンターがなんと小指ホーム(;)の右にある!
BSも結構近くなった!

もともとエンターが遠いことが発端で、
僕はこの一年近く独自配列カタナ式を開発してきたのだが、
物理的にそれが解決してしまった!
なんということだ!

僕はもはやQWERTYローマ字のブラインドタッチは諦めたけど、
エンターがここにあるのなら、
QWERTYでもいいんじゃねえか説。
(それよりもカタナ式のほうが合理だけど)

エスケープもQの隣。
変換中のアンドゥに使えるぜ。
(おれはカタナ式のショートカットを使うけど)

とにかくこの二点だけで、
カタナ式の開発動機の、半分くらいが削がれてしまうくらいの勢いだ。


あと、コントロールキーが左右角にあるのが、
「手のひらの小指の付け根部分で押す」という、
ローカルな押方を考えていて、素晴らしいと思った。
コントロールが遠くて、僕は様々なショートカットをカタナ式に仕込んだけど、
それも要らないかも知れない勢い。

これを一年前に買っていたら、
僕は多分カタナ式を開発せずに、
QWERTYローマ字の不合理に文句を言いながら、
そこそこ打てるようになっていただろう。
(でも「ー」だけは納得いかないね)

小指が痛い人、購入検討を勧める。
価格は1万5000円で釣りがくる。
学生には辛いけど、仕事道具としては安い。


僕は赤軸モデルにした。これがとてもいい。
4ミリのキーストロークに対して、
スイッチポイントが2ミリに設定されている。
なので底打ちの必要がない。
hhkbの静電容量無接点と対して変わらない、
底うちしないタイピングが可能になる。
キーの軽さは赤軸のほうが上かも知れない。
しかも底打ちの反発力が強く、
その反動を使うことも可能だ。
hhkbで底打ちしないタイピングになったおれは、
赤軸で益々撫でるタイピングになるだろう。

あと、キートップの素材がシルクのようで、
さわり心地がとてもいい。
ただのポリエチレンテレフタレート
(略すとPET。ペットボトルに使われているのと同じ素材)
(10/27追記。よく見るとPBTポリ「ブチ」レンテレフタレートでした。
エチレンより重いブチレンの付加重合体だったよ)
なんだけど、象牙とかシルクとか、消しゴムみたいなさわり心地。
表面の処理がうまいのかもしれない。

hhkbは梨地になっていて、
摩擦を極限まで減らすつくりだけど、
このキートップはある程度摩擦があって、
吸い付く感じになる。
赤軸の力のいらなさと相まって、
なかなか心地いい。

茶軸と赤軸は迷ったけど、
量販店でマジェスタッチを小一時間うち比べて赤軸にした。
ちょっと打つ程度なら茶軸のほうが小気味いいんだけど、
一時間以上打つなら、赤軸のほうが断然疲れない。

ここを読んでる人は脚本や小説を書く人だろうから、
一回一時間以上やる人だろう。
赤軸に慣れたあとに茶軸を触ると、重たくてやってられない。
一時間で何千か何万くらいの打鍵があるが、
微妙な違いがそこに効いてくるわけだ。

ということで、
キー方式はベストは静電容量無接点、
次点は赤軸。
人によっては逆転するかも。


キーが平面になっているのもとてもよい。
パームレストやリストレストの必要がなく、
机の上ベタ置きで普通に高速打鍵できるのもいい。
ひょっとしたら先日作ったリストレストを再利用するかもしれない。

本体の軽さは特筆すべきだろう。
僕はhhkbBTを持ち歩いてカフェで打ったりする。
560グラムある。
それが400グラムになる。
腰が痛くない。
今日の移動は、パソコン入ってないのかと思ったよ。



以下に欠点を書いておく。
同時押し系は、予想通りつらい。
まあキートップの手前に印字があるから、
こればかりは見ながらやるしかないよね。
これは覚悟してたこと。

問題はカーソルキーがIJKLなのはいいんだけど、
同時押しするFnが右手バインドなことかな。
非常に押しにくい。左に移動するか、
ファームウェアで書き換えようと考えている。
右下にいかにもカーソルキーに使ってね、
というキーがあるしな。(右コントロールキーが死ぬが)

まあカタナ式を使うぶんにはカーソルキーは要らないので、
コントロールキーとの相性で考えようと思っている。

あと昼間はLED見にくい。これはたいした問題じゃないけど。


スペースキーが二つある。
これ、親指シフトに使ってねということだよね?
飛鳥配列またやってみようかな…

英語配列なので、
変換、無変換、全角/半角、カナのキーがない。
DvorakJで発行させるかどうか悩み中。
カタナ式の右小指の記号がないので、
全体を一個左に移動しようかとも考えている。
うまいこと纏まったら、
Vortex core版のカタナ式設定公開します。

これまで軽い作業の時はバッファローのBSKBB22を使ってたのだが、
もはや要らない説。
posted by おおおかとしひこ at 12:55| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。