あらゆる大事なことの優先順位を決めないと、
とっちらかるよね。
そういうときの方法論。
全カードを伏せるんだ。
まずそのカードがいくつあるのかを、
数え上げること。
実際にそのカードを作ってもいい。
で、全部一回伏せる。
一枚だけめくれるとしたら、
何だけにすればいいかな。
ぱっと分からないなら、
順番にめくっては伏せることを、繰り返すといい。
少なくとも、一番大事なやつをひとつだけ、
は決められるのではないかな。
無人島に持っていくひとつだけのものを決めるときは、
こうして考えるといい。
暗闇の中でひとつだけあるとしたら、
と考えるといい。
あるいはこういうやり方もある。
全カードオープン。
一個だけ捨てるとしたら、何がいらないか。
カードを一個一個順番に伏せたり戻したりして、
要らないものを捨てるといい。
どちらのアプローチからはじめてもいい。
一番大事なものは、そうすると浮上する。
決めるときに複雑なステップが必要なものは、
最後まで正しく決断できないことが多い。
だから後者の方法と、前者の方法では、
後者の方が決断の迷路によく入る。
一番を決めたら、残りのカードから、
同様にその中の一番を決める。
そうすると、自動的に優先順位が出来上がる。
その順にカードを並べよう。
ここで、入れ換えを試すことが出来る。
忘れていた要素により、順位が変わるかも知れない。
人は、単独で見たときと全部並べて見たときに、
認識が変わる生き物である、
と僕は考えている。
(詳しくはフレーム問題で検索)
その枠組み(フレーム)を最も簡単に操作する方法が、
このカードによる方法だ。
デジタルよりアナログがはやいよ。
複雑なものの優先順位を決めることは、
実は「これらの優先順位を決めることに、
どのような基準があるのか」を発見する行為だ。
そこに気づくには、一回そのエリアから外に出て、
抽象的操作をするとよい。
2017年10月26日
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