2017年10月28日

【カタナ式】俺氏、vortex coreの初期設定に苦労する

なまじファームウェアアップデートのところに、
「印字通りにキーがでない問題を解消」とあるから、
すごい悩んでしまったよ。
印字通りに出るわけがない。

答えはUS配列と日本語配列。


とりあえずファームウェアアップデートはしよう。
僕のバージョンは1.3で、最新版は1.4なので、
ホームページからとりあえずダウンロード、実行。
自分のバージョンはこのときはじめて分かる糞仕様。
しかもWindowsしかできないらしい。
Windowsで設定してMacに持ち込むか…

あと、英語版のマニュアルpdfはダウンロードしておくこと。
日本語マニュアルに書いてないことがある。

これで印字通りに打て…ない。

赤と緑でおかしい部分がある。
初期不良を疑うが、
いやいや待てこれはUS配列であったぞと。


キーボードにはUS配列と日本語配列がある。

これはもう言語上の問題だ。
正確に言うと、フランス語配列もあるし、
タイ語配列もあるし、ロシア語配列もあるし、ノルウェー配列もある。
QWERTYの文字すら移動してるのもあるし、
数字が移動してるのもある。
アルファベットが26文字でない言語もあるし、
言語記号が英語と違うものもある。
(アクセント記号やウムラウト記号、ドイツ語のエスツェットという27番目のアルファベットなどなど)

WindowsやMacはアメリカで開発されたので、
アメリカ語が使いやすいようになっている。
イギリス英語が使いやすいかどうかまではしらない。

各国に輸入されたとき、
うちの言葉も使えるように、
キーを若干アレンジしますよ、ということがなされた。

僕はこれは大失敗だったと思う。
アメリカから輸出するときに、
各国ごとにキーボードを変えるのではなく、
ユニバーサルな配列を作っておくべきだった。
しかし、各国が各国でローカライズしてしまった。

キーボードは第二のバベルの搭になったというわけだ。

マイクロソフトやアップルはそろそろ、
新しいキーボード規格の地球レベルの統一を図るべきだ。
聖書の国だろうに。
(逆に次に世界を支配するOSは、
そのようなキーボードを持つ第三のOSである可能性がある。
ジョブズがいなくなり、ゲイツもいなくなれば、
創始者の遺産を食い潰すやつしか残らない。
その時ゆっくりと二大メーカーは倒れていくことが想像される)


ということで、
そういう背景を調べないと、
我が国でUS配列、日本語配列
(JIS規格と、JIS規格外の多くのノーパソ)の、
二つのキーボードが混在していることは、
よく分からないと思う。
(勿論他言語配列キーボードも輸入されてないことはないだろうが、
ほぼゼロと見てよいだろう)

さて、この二種類の方式は、互換性が半分しかない。
ここから本題。

互換性のある部分:アルファベット、コンマ、ピリオド、数字、
Ctrl、Win、Alt、Menu
エンターとBS(日本語配列は場所は同じだが形が違う)

互換性のない部分:ESC、数字段のシフトの記号部、
右小指外の記号エリア(日本語配列のほうが一列多い)。
無変換キー、変換キー、カタカナひらがなキーの新設

という対応がある。
さらに言うと、USにはある文字が日本語配列にはない。
(バックスラッシュ\。日本語配列では¥記号になる)
勿論、日本語配列にはある文字が、英語にはない。
全角文字だ。

私たちは、この言葉の壁を意識することはほとんどない。
日本人のほぼ全員が日本語配列(おおむねJIS規格)を使っているからで、
US配列の存在はないことになっているからだ。

ところがグローバル時代、
MacのUS配列のほうがカッコイイ(かなの印字がないから)
という理由で使われはじめて、
なんとなくUS配列を見るようになった。

勿論、日本以外のメーカーはデファクトスタンダードのUS配列をつくり、
日本語配列?しらんがな、となるわけだ。
(逆に日本の家電メーカーしか、日本語配列を作らないともいえる。
日本の家電メーカーが傾こうとしているこのとき、
今後が心配になる。
技術者が中国韓国に流出し、
アメリカは中国でパソコンやiPhoneを作っている。
だから中国は発展しつつあり、我々日本人は沈んで行く)



で、印字の本題。

台湾製のvortex社coreキーボードは、US配列である。
僕のOS、windows10の設定は日本語配列であった。
そうそう忘れてた。
ということで、OSの設定を英語配列にすれば、
印字通りのキーが出る。
(設定→言語→日本語のところをクリック→オプション→
英語配列→サインアウト→サインイン)

でもなあ。俺のメインキーボードはhhkbJPなので、
日本語配列設定でいきたい。
ということで、印字通りに出ないことを諦めた。

既にvortex core上でカタナ式をアレンジして動かしている。
右手小指の記号部がないので、
左手に記号部を移植した。

日本語配列にあるキーで英語配列にないキーは、
設定の仕様がない。
変換キー無変換キーは欲しかったなあ。



このキーボードは、なかなかヘンテコ仕様で、
デフォルト、赤点灯、緑点灯、青点灯の、
4つのモードを持つ。
そのうちデフォルト以外は、1キーあたり32ストロークの割り当てが可能だ。
たとえば赤点灯にカタナ式を載せ、
緑点灯に編集モードを載せ、
青点灯に親指シフトを載せる、
なんてことも可能になるはず。
そしたら、DvorakJなしでもいける。
ということは夢のMacでカタナ式…
…と思って色々やってみたが、
プログラマブルキーは、同時押しや順次打鍵を検知できない、
ということがわかった。
むむむ。

しかしGoogle日本語入力のカスタマイズなら、
順次打鍵を置換することはできる(「次の入力」をうまく使う)
ので、この二つを組み合わせると、
vortex core+Mac+Google日本語入力で、
カタナ式が走るはず。
しかしレアキーボードなので、
需要がないと思って、作るのはやめた。
だってDvorakJいじったほうが早いし。



あ、日本語配列で必須のショートカット。

全角半角の切り替え:Fn1+ESC
右下4キーを十字カーソルに:Win+LAlt+右スペース
(もう一回やると印字通りに)

この二つないと結構しんどいよね。


あと色々調べてたら、
FnキーとPnキーは、色点灯時のみどちらか移動可能で、
左シフト+Fn(またはPn)3秒押しで緑点滅、
その後に押したキーと入れ替え、
というのがあるけど、
赤点灯時、PnキーとFn1キーを入れ替えられるらしい。
マニュアルにも乗ってない
(入れ替えられるのは、左再下段の4キーとしかマニュアルに書いてない)
裏技が、外人によって発見されております。

Pnキーのコンビネーションは未定義だから、
ここにユーザー定義ぶっこんでください、
という仕様なんだろうね。



さてさて、かように、キーボードの設定は面倒。
ちなみにvortexgear.twの公式ホームページの、
mpcなるページにいくと、
ブラウザ上でプログラマブルがいじれて、
その設定ファイルがダウンロード出来る模様。
下手にキーボードだけでキー設定するより、分かりやすい。
(Windowsのみ。Macの不遇さよ)

とりあえずカタナ式が動くようになった。
あとは慣れていくしかないよねえ。


もしvortex coreを買った人で、
初日の設定からつまづいてるひといたら、
参考までに。

赤軸は快適で気持ちいい。
でもそのあとにhhkb打つと、格が違うのが実感できる。
一万字打つなら、赤軸よりhhkbの静電容量無接点だな。
posted by おおおかとしひこ at 03:24| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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