なまじファームウェアアップデートのところに、
「印字通りにキーがでない問題を解消」とあるから、
すごい悩んでしまったよ。
印字通りに出るわけがない。
答えはUS配列と日本語配列。
とりあえずファームウェアアップデートはしよう。
僕のバージョンは1.3で、最新版は1.4なので、
ホームページからとりあえずダウンロード、実行。
自分のバージョンはこのときはじめて分かる糞仕様。
しかもWindowsしかできないらしい。
Windowsで設定してMacに持ち込むか…
あと、英語版のマニュアルpdfはダウンロードしておくこと。
日本語マニュアルに書いてないことがある。
これで印字通りに打て…ない。
赤と緑でおかしい部分がある。
初期不良を疑うが、
いやいや待てこれはUS配列であったぞと。
キーボードにはUS配列と日本語配列がある。
これはもう言語上の問題だ。
正確に言うと、フランス語配列もあるし、
タイ語配列もあるし、ロシア語配列もあるし、ノルウェー配列もある。
QWERTYの文字すら移動してるのもあるし、
数字が移動してるのもある。
アルファベットが26文字でない言語もあるし、
言語記号が英語と違うものもある。
(アクセント記号やウムラウト記号、ドイツ語のエスツェットという27番目のアルファベットなどなど)
WindowsやMacはアメリカで開発されたので、
アメリカ語が使いやすいようになっている。
イギリス英語が使いやすいかどうかまではしらない。
各国に輸入されたとき、
うちの言葉も使えるように、
キーを若干アレンジしますよ、ということがなされた。
僕はこれは大失敗だったと思う。
アメリカから輸出するときに、
各国ごとにキーボードを変えるのではなく、
ユニバーサルな配列を作っておくべきだった。
しかし、各国が各国でローカライズしてしまった。
キーボードは第二のバベルの搭になったというわけだ。
マイクロソフトやアップルはそろそろ、
新しいキーボード規格の地球レベルの統一を図るべきだ。
聖書の国だろうに。
(逆に次に世界を支配するOSは、
そのようなキーボードを持つ第三のOSである可能性がある。
ジョブズがいなくなり、ゲイツもいなくなれば、
創始者の遺産を食い潰すやつしか残らない。
その時ゆっくりと二大メーカーは倒れていくことが想像される)
ということで、
そういう背景を調べないと、
我が国でUS配列、日本語配列
(JIS規格と、JIS規格外の多くのノーパソ)の、
二つのキーボードが混在していることは、
よく分からないと思う。
(勿論他言語配列キーボードも輸入されてないことはないだろうが、
ほぼゼロと見てよいだろう)
さて、この二種類の方式は、互換性が半分しかない。
ここから本題。
互換性のある部分:アルファベット、コンマ、ピリオド、数字、
Ctrl、Win、Alt、Menu
エンターとBS(日本語配列は場所は同じだが形が違う)
互換性のない部分:ESC、数字段のシフトの記号部、
右小指外の記号エリア(日本語配列のほうが一列多い)。
無変換キー、変換キー、カタカナひらがなキーの新設
という対応がある。
さらに言うと、USにはある文字が日本語配列にはない。
(バックスラッシュ\。日本語配列では¥記号になる)
勿論、日本語配列にはある文字が、英語にはない。
全角文字だ。
私たちは、この言葉の壁を意識することはほとんどない。
日本人のほぼ全員が日本語配列(おおむねJIS規格)を使っているからで、
US配列の存在はないことになっているからだ。
ところがグローバル時代、
MacのUS配列のほうがカッコイイ(かなの印字がないから)
という理由で使われはじめて、
なんとなくUS配列を見るようになった。
勿論、日本以外のメーカーはデファクトスタンダードのUS配列をつくり、
日本語配列?しらんがな、となるわけだ。
(逆に日本の家電メーカーしか、日本語配列を作らないともいえる。
日本の家電メーカーが傾こうとしているこのとき、
今後が心配になる。
技術者が中国韓国に流出し、
アメリカは中国でパソコンやiPhoneを作っている。
だから中国は発展しつつあり、我々日本人は沈んで行く)
で、印字の本題。
台湾製のvortex社coreキーボードは、US配列である。
僕のOS、windows10の設定は日本語配列であった。
そうそう忘れてた。
ということで、OSの設定を英語配列にすれば、
印字通りのキーが出る。
(設定→言語→日本語のところをクリック→オプション→
英語配列→サインアウト→サインイン)
でもなあ。俺のメインキーボードはhhkbJPなので、
日本語配列設定でいきたい。
ということで、印字通りに出ないことを諦めた。
既にvortex core上でカタナ式をアレンジして動かしている。
右手小指の記号部がないので、
左手に記号部を移植した。
日本語配列にあるキーで英語配列にないキーは、
設定の仕様がない。
変換キー無変換キーは欲しかったなあ。
このキーボードは、なかなかヘンテコ仕様で、
デフォルト、赤点灯、緑点灯、青点灯の、
4つのモードを持つ。
そのうちデフォルト以外は、1キーあたり32ストロークの割り当てが可能だ。
たとえば赤点灯にカタナ式を載せ、
緑点灯に編集モードを載せ、
青点灯に親指シフトを載せる、
なんてことも可能になるはず。
そしたら、DvorakJなしでもいける。
ということは夢のMacでカタナ式…
…と思って色々やってみたが、
プログラマブルキーは、同時押しや順次打鍵を検知できない、
ということがわかった。
むむむ。
しかしGoogle日本語入力のカスタマイズなら、
順次打鍵を置換することはできる(「次の入力」をうまく使う)
ので、この二つを組み合わせると、
vortex core+Mac+Google日本語入力で、
カタナ式が走るはず。
しかしレアキーボードなので、
需要がないと思って、作るのはやめた。
だってDvorakJいじったほうが早いし。
あ、日本語配列で必須のショートカット。
全角半角の切り替え:Fn1+ESC
右下4キーを十字カーソルに:Win+LAlt+右スペース
(もう一回やると印字通りに)
この二つないと結構しんどいよね。
あと色々調べてたら、
FnキーとPnキーは、色点灯時のみどちらか移動可能で、
左シフト+Fn(またはPn)3秒押しで緑点滅、
その後に押したキーと入れ替え、
というのがあるけど、
赤点灯時、PnキーとFn1キーを入れ替えられるらしい。
マニュアルにも乗ってない
(入れ替えられるのは、左再下段の4キーとしかマニュアルに書いてない)
裏技が、外人によって発見されております。
Pnキーのコンビネーションは未定義だから、
ここにユーザー定義ぶっこんでください、
という仕様なんだろうね。
さてさて、かように、キーボードの設定は面倒。
ちなみにvortexgear.twの公式ホームページの、
mpcなるページにいくと、
ブラウザ上でプログラマブルがいじれて、
その設定ファイルがダウンロード出来る模様。
下手にキーボードだけでキー設定するより、分かりやすい。
(Windowsのみ。Macの不遇さよ)
とりあえずカタナ式が動くようになった。
あとは慣れていくしかないよねえ。
もしvortex coreを買った人で、
初日の設定からつまづいてるひといたら、
参考までに。
赤軸は快適で気持ちいい。
でもそのあとにhhkb打つと、格が違うのが実感できる。
一万字打つなら、赤軸よりhhkbの静電容量無接点だな。
2017年10月28日
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