これは大事なことなので何回でも言う。
シンプルに考えるとわかる。
破綻してないストーリーを先につくれば、
膨らましまくったキャラクターでも、
脱線しても元に戻れる。
逆に、
破綻してない魅力的なキャラクターを先につくったら、
キャラクターの都合に合わせることが優先になってしまい、
脱線したストーリーは本線に戻らない。
ご都合主義だ。
殆どの人はキャラクターに魅惑される。
しかし最終的に勝利するのはストーリーだ。
ストーリーが破綻していたら、
これは一体なんやったんや、
となってしまうからだ。
それは期待に応えられなかった致命的なものだ。
逆に、ストーリーがしっかりしていて、
キャラクターが多少破綻していても、
致命的ではない。
人間は時折破綻した発想や行動をすることがあるからだ。
厳密な規律に従いたくないことがあるのも人間だ。
むしろ、常識に反したキャラクターは、
破天荒という魅力をまとうこともある。
これに対して、因果関係や必然性は破綻を許さない。
破綻したストーリーと、破綻したキャラクターでは、
破綻したストーリーのほうがダメージが大きい。
地味だが基礎工事的な、
破綻のないストーリー、
冒頭から落ちまで無駄のなくテーマがはっきりして、
全てのサブプロットがテーマに収束するストーリーを作ってから、
その上にキャラクターを乗せて、
キャラクター色に膨らませるべきだ。
キャラクターの上にストーリーは乗らない。
キャラクターとストーリーをうまく分解出来ないと、
これらを混同しがちで、
結局破綻したものを作ってしまう。
実際これは、何回か失敗しないと学べないことかもしれない。
習作で沢山パターンを知っておこう。
色々な配分を変えて実験してみてもいい。
キャラクターありき、発端ありきのもので最後まで破綻なくいくのと、
ストーリーありきであとあとキャラクターを膨らませるのと、
両方書いて見ればいい。
どちらがちゃんとストーリーになってるか、
実感として理解できると思う。
2017年11月02日
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