2017年11月03日

【カタナ式】和語と漢語の違い

カタナ式に熟練してきて、
和語と漢語には、明らかな打鍵感覚の差があることを感じている。

子音と母音について、こんな発見をした。


和語は、同じ母音が続いて子音が変わる言葉がそこそこ多い。
漢語は、同じ子音が続いて母音が変わる言葉がそこそこ多い。

という、対比的な特徴がある。
(ただし漢語の子音は連濁を含む)

かた、そこ、なか、しい、すぐ、そろそろ、こと、まさかなど。
感覚、真実、到達、脳内、販売、網膜、余裕、連絡など。

漢語は、
子音+二重母音または撥音が多いから、
右手が忙しい。
一方左手が動かない時があることに気づいた。

逆に和語は、
右手が不動のまま、
左手だけが走り回ることが結構あることに気づく。

言語の由来の違いから、
面白い対比的特徴があるなんてね。

左手子音、右手母音ならどの配列でも気づくことだろうけど、
聞いたことがない発見だと思う。


和語は、方言や訛りなどで、
子音の流れが変わらないが母音の流れは変わることがあるという。
つまり、子音の流れが和語の中心であるらしい。
これはヘブライ語も同じ特徴を持っている。
日ユ同祖論は僕は大好きなのだが、
言語論的にはこういうことは言われてないかどうかも、
勉強不足につき知らない。

ただ、
カタナ式を打つときは、
左手が忙しくて右手が動かないタイムと、
右手が忙しくて左手が動かないタイムが、
あるということだ。

あとは言語論なので、詳しい人の解説を探してみます。


漢語対応で、「ういんきくちつ」が二文字目に来る、
ということを設計に入れた配列は多いが、
和語と漢語をどう特徴付けて、
配列に反映しているか、
ということに触れた配列はあまりなさそうだ。

以前議論した通り、
カタカナ語に関しては、薬指重視の外重心になる。
漢語は右手重視、
和語は左手重視、
ということで、
由来の異なる言葉が、全て打鍵感覚が異なるという、
なかなか興味深い結果になった。
posted by おおおかとしひこ at 23:50| Comment(2) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
子音と母音での発見、とても面白いですね。

数日前から、スマホでも入力できるようになるかもと、アルテonMozc のローマ字 というのを試していますが、「カタナ式」と同じニオイが感じられて、ニヤっとしています。
https://www.keyboard-arte.com/note アルテの開発趣旨
https://www.keyboard-arte.com/
Posted by @toraji222 at 2017年11月04日 03:19
@toraji222さんコメントありがとうございます。

実は半年くらい前に、アルテ(通称ターンフリック)と似たような仕様で、DvorakJで組んでみた配列があります。
八方向フリック的なので八式と呼んでました。
でも物理キーボードなので、フリック的に打つのは、
アルペジオが発生しにくく、
カタナ式の運指のほうが合理的と判断した経緯があったりします。
(そもそもバグがあってまともに動かなくて、
めんどくさくなってやめたというのが本音ですが)

子音+母音変化(いうんきくちつ拗音)、
母音のみの場合の母音変化(二重母音、撥音長音)
みたいな仕様でした。

まあ同じ言語を打つわけですから、
似たような発想にたどり着くんでしょうね。

ちなみに、フラワーフリックというやつもあったりしますよ。
僕は電車の中などで主にフリックを使うので、
複雑なフリックの導入の検討は現在見送り中(酔いたくない)ですが、
ちょっと気になってきた…

日本語は結局、キーボードで打つには複雑すぎる言葉なんでしょうね…
Posted by おおおかとしひこ at 2017年11月04日 14:18
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