2017年11月05日

【カタナ式】加速ワード

加速ワードというのは、
タイピングにおける通常より速く打てる言葉だ。

カタナ式のそれを収集してみたら、
「カタナ式はつなぎの言葉が速い」という経験則を裏付ける結果となった。


Qwertyローマ字での加速ワードには、
 さくさく りす 広い 体制 開く 砂糖 丸い かつかつ
 ちょうだい はまる 省略 発芽 ぶらぶら 保つ こてこて
などがあるそうだ。最初の三つをみてみよう。

saもkuもアルペジオで打てる。
risuは左右交互打鍵で打て、かつ片手だけでみたらアルペジオになっている。
hi oiがアルペジオになっている。

以下同様で、
つまり、アルペジオが含まれる時、
タイピングは加速する。

タイピングゲームをしているときは、
加速ワードはボーナスのようなもので、
タイムを確実に縮めてくれるものでしかないが、
実際の文章書きでは、
指に思考リソースを割かずに、
思考に集中させてくれる、
ありがたい言葉だと思う。


で。
カタナ式で、どういう言葉が加速ワードになるのか、
色々収集してみた。

ただし漢語はのぞく。
なぜなら、二重母音、撥音、拗音がアルペジオなため、
殆どの漢字熟語はカタナ式にとってアルペジオになるからだ。

で、それ以外の以下のような言葉が加速ワードになる。


 なるようになるさ もうちょっと
 結構あること そこそこあること 知らないことがある
 いっぱい たかだか 大体 こうすると だった だから
 したがって だけど だがしかし しかしながら けれども
 でしかない どうするにも そこで ところで 何のことか
 中には そんなに ダメなりに さすがに それとも
 してしまった まさかの 妨げる たくわえる 新しい
 とも言えない 定かではない 確かめることがある わりと
 行った気になる なこと あるわけがない ないわけがない
 どういうことだろうか 高まる さみだれ方式 方法論
 うまいこといくかどうか しょうがないよね しておこう
 足りないのかね なんとかして どれくらい ができないと
 できないかも 思いつかない あるような気がする
 なんだけど それ以外 こうやって 考える 思う 知る
 になるということ しやすい やり易い 仮説 検証 反論
 やることがある やることもない そうだったのだ でっていう
 もうちょっと ちゃんと かな
 まさかそんなことが 思いもよらない の流れ あきらかに
 というようになっている していくのだ なるわけだ
 のこのこ そこそこ そろそろ なかなか 代々
 昨日 今日 明日
 ぼく おれ わたし きみ あなた ちゃん くん
 我々 わたしたち ぼくたち あなたがた
 かれ かのじょ みんな たくさんの
 これ それ あれ どれ この その あの どの
 ここ そこ あそこ どこ だれ いつ どうやって
 むこうの 反対 同様 賛成 まえ あと


さてどうだろう。
文章を組み立てる基本パーツがほとんどだろう。
あとは特定の名詞や形容詞を、
これらの言葉でつないでいけば、
多くの文章ができてしまうのではないだろうか。
人工知能でも作れてしまうかもね。

「つなぎの言葉が速い」という僕の経験則は、
こういう言葉のことを言っている。



思考とはなにか。
その正体は分っていない。
しかし、
ある概念と概念を結び付けることが思考だとざっくり考えると、
概念は名詞や形容詞副詞として、
それらを結ぶことに関して、加速ワードがあるということ。

あるいは、概念名詞には漢字熟語が多いから、
それらに関しては加速ワードであるということ。

つまり、カタナ式は、
抽象概念やそれらを繋ぐことに関して、加速する。
その間思考に集中できるということになる。

すなわち、こういう分析的文章はうってつけという訳だ。

作者の趣味趣向が出るのが配列というものだ。
つまり僕は、ひょっとすると思考をしたいのかもしれない。
そのための道具を作ったのかもしれないと。


つなぎの言葉だけでなく、
名詞や形容詞などの概念を示す言葉についても、
収集しようと考えている。
得意な音韻というのがあるはずで、
それは思考の偏向に影響する可能性がある。
人は苦手なことは避けるから、
苦手な連接のジャンルは考えないようになってしまうかもしれない。
でもあるジャンルのことばすべてが、
打ちにくい言葉だけで形成されているということもあるまい。
和語に関して、漢語に関して、
打鍵感の違いがあることまではわかっている。

もう少し収集できてきたら、また考えるべきことだろう。



カタナ式は、概念と概念をつなぐときに加速する。
とりあえずそういうこと。
posted by おおおかとしひこ at 22:38| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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