2017年11月13日

【カタナ式】下駄配列の単打について語る

カタナ式カテゴリだけど、配列全般のカテゴリ話。

下駄配列の優秀さは、単打の優秀さではないか。


拗音一発に惹かれて、
新下駄は一回挫折したので、
下駄を始めてみた。

最初は拗音キモチエエとかやってたけど、
普通の文章をうち始めていると、
単打の優秀さに気づき始める。

よく使う音がいい位置にある。
とくに好きなのは、

はかしとた くういき(ほとんど中段ホーム)
こて り
にな っるす

当たりかな。
作者も言及している通り、「ん」はいまいち。
でもその代わりこれらの音がいい位置にある、
と思えば、そこはトレードオフかなと考えている。

清濁同置ということもあって、

だがばじず

あたりのよく使う濁音がいい位置にあるのも見逃せない。

清濁分置が合理なのは分かるけど、
使わない濁音を探すときに、
清濁同置は楽だ。

僕は下駄を極めようとしていない。
利用しようとしている。
多くの配列使用者は、
極めようとせず、利用しようとするだけではないか。
美味しい所だけ頂いて、
辛いところには目をつぶりたいのだ。

ということは、清濁同置は、
僕にとって都合がいいのだ。

飛鳥配列は、極めようとしない限り使いこなせない。
清濁分置なので、
一回忘れると手のつけようがない。
正解は普段触ってないキーにあるのは分かるが、
「普段触ってないキー」は、脳内マッピングにない。
ということは、目視でキーを見て、
指で触って、あ、これ、触ってないわ、
という行為を繰り返さないといけない。

詳しく触っていないが、新下駄もそういうことになりそう。


下駄は、なんだか知らないけど、
清音濁音シフト面含めて二日で覚えられた。
たぶん「か」「た」「ふ」あたりの位置は、
濁音で先に覚えた可能性が高い。
「が」がここだから「か」は同じだなと。
濁音は清音の裏、という覚え方ではなかった。
それが面白かったなあ。


単打は、だから、実は濁音とともに覚えている、
というのが僕の経験かな。
ならば、とかを打って「は」の位置を覚えたり、
覚える、を打って「ほ」の位置を覚えたりした。

あと、「こと」「して」「なに」「する」
がアルペジオになってるのはとてもいい。
「ある」「いる」「なる」あたりも気持ちいい。
基本語の運指が滑らかだと、言葉がスムーズに出てきている気がする。
(飛鳥にもいくつかあったけど、忘れた…)



未だに拗音は人差し指ぶんと、「りょ」「にょ」しか覚えていない。
実用上はこれで十分かな。

あと、オススメの改造案。
ヴシフトの改造。
上段に「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」の小書き仮名、
下段に「ぱぴぷぺぽ」を並べること。

拗音を全部覚えない前提だとすると、
ア行小書き仮名は不規則でしかもマイナーキーなので、
一生探せそうにない。
これなら規則的だし。
同様に不規則にマイナーキーにあるパ行も、
探したり半濁音符号を使うより速い。


これで特殊音のボトルネックに悩まなくて済むから、
メジャー音の連接を練っていけそうだ。

ある音からある音への連接こそが、
運指の効率を決めると思うんだけど、
それの定式化はほとんど進んでないよね。
全ては経験論みたいなことに押し込まれている。
(あるいは達人は指にばらつきがないように訓練しているから、
問題にならないのかな。
僕の指は2.6倍の開きがあるので、わりと致命的な運指がかなりある)

日本語上位頻出ワード1000とか5000があれば、
それぞれの配列での運指効率を計算できるのになあ。
(探してみたけど見つからず。
n-gramではなく、単語や活用も含めたワード単位で。
英語だとスペース区切りで容易に自動化できるけど、
日本語の場合自動抽出は難しいのだろうか?)

それに個人の指から指の運指時間を掛け合わせれば、
どれが「自分にとって」最速なのか、
理論的最速を割り出せるのに。


ということで、
下駄配列はだいぶ様になってきた。
カッタ、カッタ、という感じで打てている。
一部加速ワードが出てきたので、
そのうち速くなるかも知れない。
posted by おおおかとしひこ at 11:23| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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