台詞の中だけで言ってることを禁止しよう。
絵で示す。それが映画だ。
「愛してる」と言うならば、
抱き締めてから言ったり、
プレゼントをあげながら言おう。
「ひどい目にあった」と言うならば、
その証拠(たとえば背中の傷とかぐちゃぐちゃになったバイクとか)を見せたり、
回想シーンを作ろう。
「記憶ではこうだった」と言うならば、
口で言うだけでなく、
立って再現する振りをさせよう。
ただ棒立ちで台詞を言うのは、最低だ。
棒立ち芝居は最低だ。
映画は絵で示す。
多分小説でも同じで、絵が頭の中に浮かぶ方が正解だと思う。
抽象ではなく具体的な絵を用意するだけで、
格段に言っている意味が伝わる。
「寒い」と震えるよりも、
静かに雪が降ってくる方が、何倍も伝わる。
逆に言うと、
絵で伝えるか、台詞で伝えるか、
あなたは常に二択を毎回選ばなければならない。
何もかも台詞で言うのは、映画を分かってない初心者だ。
(極論すれば、台詞なしで全て絵で伝えることも、
出来ない訳ではない。
逆に、全てを絵だけで伝えて、
どうしても言葉が必要なときだけ、
言葉を使うとよいだろう)
2017年11月20日
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