2017年11月20日

【カタナ式】下駄配列のアルペジオ研究

カタナ式は、よく使う言葉に片手アルペジオが頻出するように作った。
下駄配列にもわりとそういう傾向があるのに気づいた。


まず、以下のものがアルペジオ。

右手:
する いう いる きる のる
そう もう(同時押しこみ)
左手:
こと なに にな(になる、までワンセット)
しな かな なか
して、した(やや打ちにくいが)

で、さらに、
右手の
中指シフトキーを☆、薬指シフトキーを★、
拗音シフトキーを△、濁拗音シフトキーを▲で示すと、
☆う、★う、△う、▲う、
☆る、★る、
△る、▲る(やや打ちにくいが)
が全てアルペジオになる。

つまり、

あう ろう ほう よう、ごう どう ぼう
しょう しゅう ちょう ちゅう、じょう じゅう
ある もる れる やる える みる ほる へる、
でる げる どる じる がる ばる ぼる べる ねる ぜる
しゃる ちゃる、じゃる

あたりの、頻出からまあまあの言葉の一部まで、
なかなかのアルペジオがあるのだ。

左手はどうだろう。
そと ふと ひと びと
わな ひな むな まな
ぐらいか。「う」「る」の連接には敵わない。

これを見ると、
アルペジオに関しては右手に極端に片寄っていることがわかる。
左手にもアルペジオがあれば良かったのに、もったいない。

もっとも、同時打鍵の手癖はなるべく等間隔に打っていこうという感じだと思う
(ロールオーバーが作者氏はこの時点で出来なかったはず)ので、
設計思想とは関係ないかも知れない。
しかし飛鳥の倍速打鍵じゃないけど、
アルペジオで加速するのは確かだ。
これ、飛鳥のアルペジオより多いのかな?
それはないか。

☆★△▲を、人差し指とのアルペジオを考えて配置したとしたら、
なかなかの策士だ。
下駄の前身は月らしいから、
これは月配列の中指キーで発見されていたかも知れない。
そこまで歴史には詳しくないので、
僕が一人で再発見して騒いでるだけかも知れないが。
(2ちゃんの月スレは全部読んだつもりだが、
全部を完璧に理解しているわけではないので…)


カタナ式は、
二重母音アルペジオ、拗音アルペジオ、促音アルペジオ、
一個おきの右手母音アルペジオ、一個おきの左手子音アルペジオ、
など、アルペジオだらけで加速していく。
左右子音母音分離した、行段系ならではの利点を生かしている。
これによって、
左アルペジオ右アルペジオの4打以内を1アクションとしたら、
1アクションで1音節を打鍵できるようになっている。
(例外:い、えからの撥音長音が段越え)

下駄配列は、
シフトキーから人差し指にアルペジオがあることで、
多くのアルペジオを形成するという原理だ。
和音的な指使いとアルペジオ加速で、
なかなかにピアニスト気分だなあ。
シフトキーによって、
同時打鍵を1アクションとしたら、
1アクションで1モーラを出すことに成功している。

理論的に美しいと僕は思っていたが、
今回のアルペジオの(再?)発見によって、
さらに下駄配列のポイントが上がった次第。


で、
「う」は置いといて、「る」が、
終止形と連体形にしか効かないのが惜しい。
文章において動詞活用のうち、
現在形での終止形連体形の出現率がどれくらいか把握してないけど、
同じ動詞で語頭と語尾で運指が変わってしまうのが、
なんとも歯痒い。

その点カタナ式なら、rまで同じで活用は右手で変化していくので、
運指が直感的だと思うんだよね。
ローマ字で考えないと主張する人は多いけど、
日本語文法がローマ字に準拠してるんだよな。
だって子音と母音変化の言語なんだから。
ローマ字で考えるんじゃなくて、
日本語文法をローマ字で代用してるだけなのに。

この辺は行段系の優れたところだと思う。
で、カナ配列の打鍵数の少なさを、
下駄でさらに体験していくつもり。
そこそこ打てるようになったら、
タイプウェルKをダウンロードか…
posted by おおおかとしひこ at 10:14| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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