僕は薬指と小指が嫌いだ。
だから全ての音(50音、濁音、拗音、促音、撥音、句読点、長音)は、
人差し指中指で打つことにした。
(惜しくも右薬指は使うことになった)
でも、記号が残ってしまった。
これらは小指で打つのが、本当に正解か?
日本語配列キーボードは、そもそもおかしいと思う。
なんで右小指横にあんなに沢山記号置くのん?
しかもブラインドタッチは、
ほんとにそれを右小指で押せという。
お前、右小指一本で米粒数えるバイトさせるぞ。
そもそもUS配列のほうが、
記号に関しては美しく直感的な配置をしている。
記号を常用するプログラマーがUS配列を常用する理由だ。
じゃあUS配列を使う?
カタナ式の想定用途は、
「物語を書く」だ。
プログラムの記号を頻繁に使うわけではない。
日本語の縦書きの物語に限定すれば、
僕は以下のものを沢山打つ。
「」……?!()『』
そしてこれらは、
僕はあまり考えずに、日本語キーボードにならって、
カタナ式の右小指のところに置いてきた。
しかしこの二日間小説を15000字以上打ってみて、
途中で右小指だけじゃやりきれんと感じた。
なので当座の対策として、
左小指にも左右対称に、同じ記号を割り振った。
気分で左右小指を使えば、負担は半分になるという、
あまり頭のよくない対症療法である。
で、思ったのだよ。
「記号は小指が最適か?」とね。
記号の頻度を調べたものはない。
しかし会話劇では、一行から数行おきに「」が頻発する。
テンションが高いときは!?が文末に必ず来るし、
落ち着いたときには……が頻発する。
これを高々小指二本に預けるのは荷が重いと感じた。
句読点なみにいい配置を。
それが次の改造の動機だ。
ちなみに、と思い、
独自記号配列をもつ、
下駄配列や飛鳥配列の記号部分を調べてみる。
しかし参考にならない。
記号は、打つ文章のスタイルに影響を受けすぎると考える。
たとえば{}なんて脚本にも小説にも一回も出ない。
なのにプログラムで一番使う記号かもしれない。
@なんてメルアドでしか使わない。
(英語本来の、1万円@1日、みたいな表記は日本語ではマイナーだね)
ということで、
「物語に使う記号だけいい場所に。あとは捨てる」が、
カタナ式の次の改造方針(のひとつ)だ。
でもいい場所(人差し指中指)にはいい音が既に配置されている。
試してみてあまり良くなかったのは最上段。
ブラインドでは無理。できる人もいるんだろうけど。
で、親指キー(変換無変換)との同時押し、
ということに落ち着いた。
あれ?このバインドはショートカットだったはず。
そうなのだ。
新しい編集モードは、ショートカットと記号を、
うまく配置しなおすことにしたのだ。
今のところうまいこといった。
「」……()『』?!が全部人差指にきた。
(左親指と右親指で使い分ける仕様)
左右小指も残すので、
同じ記号を出すのに都合3通りあることになる。
しばらくこの併存で走らせてみて、
また1万字くらい書いて感触を見たい。
しかし各配列の作者、
記号は置いてみたけど常用はしてないんじゃないかねえ。
だったら印字のあるQWERTYでええやん、
どうせブラインドタッチじゃないし、
と考えてしまう。
僕はニコラ配列の、上段小指の句読点も気にくわない。
初期のカタナ式も真似して置いてみたけど、
全然嫌で人差し指に持ってきた。
マイナーな頻度をマイナー位置におくのは、
一見合理だとは思うけど、
大事なものは、
マイナーだろうが小指なんかに任せてはいけないと思う。
重要なものは人差し指で打つ。
それがカタナ式の生理だ。
QWERTYローマ字でいえば、あんなところに「ー」を置くのは馬鹿の極み。
僕はタイピング教室に通ったことはないが、
本気でそれが最高と思ってるか聞いてみたい。
思ってないなら、理想の位置を聞いてみたい。
小説書く人、「」とかどうしてんだろ。
単語登録かな。
毎回毎回小指で打ってないのは確かだろうね。
(ちなみに僕が脚本を書くときは、
カタナ式動画で示したように、
最初にばーっと役名「」をコピペして、一々打たない)
個人的には、かな入力だと「」がありますし慣れれば早いです!
もうタイプライターじゃないんだから、
いい位置に置けばいいと思うんですよね。
ということで、現在僕は薙刀式で、
DFを押しながらJ、Kに「確定と、」確定を置いています(縦書き用)。
確定が入ってるのが味噌で、変換をかけません。
JISキーボードのあの位置の「」が僕には苦痛です。
一日で10回打ったら指が痛くなるでしょう。