基本を身につけたらそれで終わりではない。
次にやることは、その基本が消えることだ。
なぜなら、基本通りのものは詰まらないからだ。
そして、あなたの個性や独自性がないからだ。
創作とは新しいものをつくることで、
教科書にあることと同じことをすることではない。
誰かのものを真似したら、
それは創作ではない。
勿論、基本すら出来ない人はまず基本だ。
正拳付きが出来てないやつがケンカが出来るわけがない。
で、
基本が出来たら、
自分なりの個性を加えていく。
それはいずれ、基本なんか跡形もないくせに、
基本の原則を守ったものに収斂していく。
逆にいえば、
そこまでしないと、
あなたの表現というレベルにならないよ。
基本は出来てる。
そんなの当たり前だ。
創作は、その上に何を積むかだ。
で。
ほんとうにオリジナリティを極めたら、
シンプルな基本に戻ってくる。
誰にも真似できない、ほんとうの基本になってくる。
空手の神様大山倍達は、
結局回し受けと正拳付きに収斂した。
それだけで相手は倒れる。
そういう感じ。
そこまでに行く前には、
基本を離れて、
自分なりの味を見つけていく長い旅が必要だ。
教科書通りにやれて当たり前。
次はその基本を消すこと。
2017年12月02日
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