新しい打鍵法を編み出した。
まだ完璧ではないので、練り中である。
仮に流水打法と呼ぶ。
一番やりやすいのは、
メカニカル赤軸のキーボード、
次善が静電容量無接点キーボード。
底打ちしなくてもスイッチオンを認識するものが前提。
赤軸で底打ちしないようにするのは、
機構上簡単だ。
バネの反発力が強く、
柔らかく打てば確実に半ばまでキーを沈めたまま、
次のキーを打ちに行ける。
これを、「続け字」の要領でやる。
日本語を手書きで書くとき、
僕は塊を続け字で書く。
一筆書きとまではいかないけど、
感覚としてはそんな感じ。
高速カタナ式においては、
それに似たことが出来る。
文字の筆順ではなく、
右手の筆順と左手の筆順が混ざった、
特殊な模様を書く感じ。
だからある言葉の一連と、その模様が対応してる感覚だ。
手は底打ちせず、
キーの表面を滑るように動くから、
指の上下動よりも指が描く軌跡のほうが大きい感覚になる。
これを、流れる水のような感覚として、
流水打法と名付けてみた。
hhkbは赤軸ほど反発力がないので、
底打ちせずに打ち続けるのはさらに難易度が高い。
ポコポコ言わさずにとても静かで高速な打鍵になる。
安定してくると、
キーを押すとか叩くとか打つとかいう感覚より、
左右で模様を描いている、
という感覚のほうが近くなる。
しかしこれには欠点があって、
頭がクールなときしか出来ない。
興奮して書こうとすると、
やはり叩く力のほうが強くなり、
バリバリ打つ感じになってしまう。
常に川のなかに足を浸したまま摺り足で動ける剣の達人のように、
流水の気持ちで挑みたいものだ。
いや、興奮して打つ文章は、
それはそれで勢いがあってよいものだ。
つかいわけなければね。
時に激流、時に静水。
流れる水のように。
2017年12月02日
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