2017年12月08日

【カタナ式】左右交互打鍵

カナ配列を研究するために、
自分の手に合った、下駄配列を相変わらず練習している。
で、気づいたことがある。

左右交互打鍵じゃないときは、
結構気持ち悪い運指が出てくることに。


それは、下駄で「らく」という言葉を打つときに気づいた。
右薬指下段→右人差し指のばして中段、
という、同手のやりにくい運指。
ちっとも楽じゃない(笑)
単打だからいいとは限らないパターンだね。

で、しばらくしたら、「には」もそういう感じだと気づく。
左中指下段→左小指中段。

左中指小指の繋ぎは、僕の一番遅い運指だ。
(過去に測定済み。一番速い右人差し指中指の、
2.6倍かかる)

あと、「しゅん」もあった。
一気に打てば右のIUのアルペジオで、
中指から準備すればいいのだが、
拗音シフトに気を取られて準備できず、
Uの打ちにくいところへ指を伸ばすのに手こずった。
これは慣れればいけるかも知れないが、
あと100回は「しゅん」を打たないと自動化されないだろう。


で、本題。
左右交互打鍵にあれほどカナ配列たちがこだわる訳を、
ようやく理解した、というわけ。

僕は配列を検討する際に、
いきなり左子音右母音の行段系から入ったから、
左右交互打鍵がデフォルトみたいなもので、
左右交互じゃない打鍵のことなんて、
これっぽっちも考えていなかった。
そうか、同手運指は、
アルペジオになればラッキーだけど、
そうじゃないやつは結構キツイ運指が発生するのだね。
初めての発見なので書いてるけど、
カナ配列には常識なんだろうね。
行段系から来た俺には衝撃。


で、ここからが下駄配列に関心したのだが、
同時押しシフトがあることで、
感覚的には同手運指じゃないみたいな錯覚があるんだよね。

同時シフトのとき両手使ってるから、
次が単打でもシフト音でも、
どっちかの手から他方の手へ運指してるような感覚になる。
(たとえば、「あ」を打つとき、
次に来る音への運指によっては、左人差し指シフトの右中指を打ってる感じ)
不思議な感覚だ。

だから下駄配列に関して言えば、
単打の同手運指にしか悪運指の問題は起きないということ。
つまり割とレアケースに連続してたまたま当たったので、
このことに気づいたんだろうと考える。


比較するに、
カタナ式は行段系ゆえに左右交互打鍵だ。
ただし、
右手同手は、二重母音、母音連続、(母音からの)拗音、撥音、長音、
左手同手は、促音拡張で、
一部の悪運指(い、えからの撥音長音)を除き、
ほぼ全てアルペジオになっているのが特徴だ。
あらためてカタナ式の運指ってすげえなと自画自賛。
カナ配列の沢山のキーでは原理的にこれは無理だろう。


勿論、
下駄配列の同手運指のうち、
ワーストケースに気づいただけかも知れないし、
逆にもっと悪いのがあるかもしれない。
日々使うほど速くないので、
研究速度が遅いのは勘弁してください。

言葉を塊で運指していくことを意識すると、
別に1モーラ1音なんてどっちでもいいや、
という気持ちになってくる。
色んな言葉の指さばきが気持ちいいかどうかの方が、
大事かもなあと。
(い、う、た、し、て、と、そ、れ、る、を、も、が、
あたりの連接がとても好き。先日あげたアルペジオも好き。
「は」も小指だけど頻度的に好き)


勿論同時押しシフトの恩恵は、
打数の少なさがたまらない。
すげえ静かになる。
ローマ字がうるさいんだなあと自覚する。
posted by おおおかとしひこ at 21:50| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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