カタナ式のマニュアルをリリースしたばかりだというのに、
新しいキーボードのセッティングを思いついてしまい、
試しにやってみたらかなり良かった。
ちくしょう、書き直すことになりそうだ……
hhkbのニューセッティング(高速カタナ式のみ)、
とりあえず書いておく。
手をまっすぐ前に出し、
自然に机の上に置いてみよう。
掌を水平、つまり机面にぺたりと平行に置ける人はいない。
必ず小指側が下になり、人差し指親指は少し上に来る。
これは人の手の自然な構造だ。
キーボードを打つときは、
ここから人差し指を下に、
つまり腕を内旋させて、
人差し指から小指まで机平面と平行にするようにする。
ここに無理な力がかかり続ける。
キーボードの元祖、
ピアノは二時間も弾かないから(練習ではやるのかな)、
たいして問題にならなかったかも知れないが、
文字打ちは下手したら六時間とか八時間やる。
僕は三時間程度にしているけど。
その間、両腕は内旋し続けることになる。
だから多くのエルゴノミクス(人間工学)キーボードでは、
前から見て、
人差し指側が高く小指側が低くなるように設計されている。
「手を机の上に置いた時の角度」にだ。
これを山形セッティングということにしよう。
前から見た時山形になってるからこう呼ぶとする。
一般的な名称がないので検索することも困難だ。
たとえばμトロンキーボード(買おうと思った頃には廃盤)、
マイクロソフトのエルゴノミクス、
その他スプリットキーボードと呼ばれる、左右分離型のキーボードでは、
大抵これが出来るようなアームがついていたりする。
(keyboardio、ちょっと欲しいんだよなあ)
前後方向の角度はパームレストやリストレストや奧チルトで対処出来ても、
左右方向の角度は調整出来ない。
それが板というものの宿命だ。
真ん中でバキッと折れればいいのだが。
……で、気づいてしまったのだよ。
キーの高さ違うから、交換すればいけんじゃね?と。
hhkbのキーキャップは、
下段>上段>中段の順に高い。
でも下段を持って来ると角度がつきすぎるので、
中段と上段キーを主に使って配置してみた。
人差し指:上段キー
中指薬指:中段キー
の法則で配置してみると、すこぶる山形になるのですよ。
高速カタナ式はさいわい薬指外は使わないので、
そこから持って来て、大量に余る下段キーが代わりについている。
魔境のようになってしまった。
fjキーは中指中段(高速カタナ式のru)にしているが、
ホーム人差し指にポッチがないのはちょっと不安。
英語入力に関してはやや不安だが、大量に打つことはないからなんとかなるだろ。
当然印字はバラバラで、
なんだこの変態キーボード、みたいなことになっている。
(無刻印キー欲しい)
あと、最下段は相変わらず上下逆付けだ。
さらに。
リストレストを2センチ高にしてみたら、
これと相性が良かった。
2センチ角材で作ったけど、
これも前から見て山形のほうがいいかもだ。
(それはそれで腕が滑り落ちるかも……)
山形セッティング。
しばらく耐久テスト。
よければマニュアル書き直します…
2017年12月08日
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