2017年12月09日

【カタナ式】やっぱ左の中指薬指が分解出来ない。

何故ブラインドタッチが出来ないのか?
僕は標準運指の前提、「8本の指がちゃんと動く」
が誤りだと思う。

だって、Qwertyローマ字でsとdを、
俺間違うもん。


勿論、ゆっくりやれば出来る。
でも高速で打とうとすると間違う。
意志は中指なのに動くのは薬指だったりする。
逆もしかり。
そもそも、僕は左手に関しては、
中指と薬指が神経的に分化していないのだと観察する。
自分の体が自分の思い通りに動かない悔しさとみじめさ。


こういう人は沢山いると僕は見積もっている。
だから世の中の人は標準運指をマスター出来ない。
自分なりに運指を変えないと、
思うスピードでは打てない。
で、それじゃ標準運指の理想スピードより遅いから、
結局ブラインドタッチでスラスラ打つことは、
諦めなければならない。
それが、ブラインドタッチの出来ない、残り6割の人だと想像する。
(ちなみに僕は標準運指をやろうと思う前は、
二十年左人差し指でsdを打ってきた)

8本の指が、そもそも十分なスピードで操れる人って、
どれくらいいるのかな。
それが日本人の4割なんじゃないか。
残り6割はどうすればいいんだ。
指のスペックが足りてないんだよ。
多くの人が優しく使えるのが機械の理想で、
私たちは母国語を打つという基本すら、
疎外されているのである。

こりゃ大問題だ。
大問題だと認識してないのも大問題だ。
みんな勝手に覚える、という前提にいやしないか。

僕一人が左中指薬指分解してないだけなら、
この前提は全部崩れるけど。


カタナ式は、だから左薬指を不使用とした。
左手は、分解できる中指人差し指しか使わない。
そういう指というハードに配慮した配列があってもいいではないか。



で、そもそもこれに気づいたのは、
下駄配列で、
いまだに「か」と「し」(中段左手薬指中指)を間違うんだよね。
静音でも間違うし、濁音でも間違う。
ホーム段なのに。
左手上段では「け」「こ」「て」の、
薬指中指人差し指の混同をする。
今俺がどの指を動かそうとしているのか、
時々分からなくなる。
拗音シフト(中指)と、拗音濁音シフト(薬指)も、
時々間違う。左手にその傾向が強い。
左手下段では、
「な」「に」の、人差し指中指の混同すらする。

自分で信じられない。
そして激しく落ち込み、拒否されている気持ちになる。
それを克服するには、
つまりはリハビリなみの神経療法が必要なわけで、
発達段階を終えたおっさんにそれは酷だ。
やっぱ俺、タイピングそのものがハード的に向いてないのかもだ。



指が動かない人に向かって、
指を動かせというのは、
僕は差別だと考える。
足のない人に走ろうよ!ということに等しい。
気持ちだけでどうにかなるレベルを越えている。

僕は昔から足が遅くて、
いつもビリだったことにトラウマがある。
ブラインドタッチをマスターしようとして挫折する人は、
あの、皆の冷たい視線を味わうのだ。
なにやってんだよ。はやくしろよ。
おまえが走ろうとすることがまちがいだ。
おまえが走ることに意味なんてねえ。
待たせんじゃねえよ。

運動会が一番嫌いなイベントだったなあ。
嘲笑されて、迷惑がられて、無視されるために行かなきゃいけない。

それから40年?たって、僕は、知恵と工夫で克服する、
という所に来たわけだ。


よわものたちの砦、カタナ式へいらっしゃい。
これですげえ速くなるぞ。速いと人がいうレベルになれる。
動画でそれを証明した。
嘘だと思うなら見て見なはれ。
posted by おおおかとしひこ at 13:53| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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