「い」の位置を移動するという抜本的改造を思いついてしまい、
大幅な変更を試している。
で、思い出した、新しい配列を指に覚えさせるコツ。
キーボードだけを持ってきて、
配列表の紙を見ながら、モニタ無しでエアで打つ方法。
なんでこれがいいかというと、
「目に頼らない」を習得できるからだ。
つまり、ブラインドである。
(ブラインドは差別用語という説もあるが、
そうでもない説もあり、
僕は「目を使わない」という意味でブラインドを使う)
モニタの字を見ながらだと、
配列表とふたつを見なければならない。
エディタと画面内に配列表を並べたとしても、
視線がふたつに分散することは避けられない。
キーボードと配列表だけの世界を一回作った方が、
ブラインドの習得は早い気がする。
つまり、
「目と指を繋げる」のではなく、
「思考と指を繋げる」をするのである。
勿論、ミスタイプが自覚できないから、
間違って覚えてしまう危険はある。
だから重要なやつを覚えたら、
曖昧な記憶のあるままに、
モニタと接続すると良い。
カナ配列だと「ひ」とか「ふ」とか「む」とか、
ローマ字だとPとかVとかFとかは、
マイナーで冷遇されてるから、
そこまで覚えるのは、モニタの前でいいと思う。
それまでに、
大事だと自分が思う音
(例えば皮膚科関係者には「ひ」「ふ」は重要かもなので、
人によって異なる)
を大体指が覚えるまで、
モニタ無しでエアでやることをオススメする。
シャドータイピングがキーボード無しで空で打つことだとしたら、
サンドバッグみたいなことかな。
これで、おおまかな配置(配指)だけでなく、
それらの関係性(運指)までを指に覚えさせると、
文章をつくりやすくなる。
僕のタイピングの目的は創作文だ。
コピーではない。
(コピー打鍵には月が速いらしい。
カタナ式と姉妹品薙刀式は、物語を書くためにある)
ということで、
「自分の文章を目隠しで打つ」
を最初にやってしまおう、というメソッドだ。
半分くらいは配列表見なくても指で書けるな、
と感じたあたりで、モニタに接続した方がいい。
もう「指が先に出来上がっている」からだ。
ああ、
これを先に知ってれば、
飛鳥配列や下駄配列に、
一ヶ月もかからなかったのに。
まあカナ配列を打つだけの「手」を作るのに、
それくらいかかったのかもだが。
このメソッドのいいところは、
訂正をすぐできることだ。
何度も打ち込みが出来るので、
指の作りを確認できることだ。
武術でも、立木稽古
(木刀で木に打ち込んだり、帯を結んで背負い投げとか)
があるくらいで、
つまり体を作るのに合理があるってことだね。
シャドーよりいいのは、キーの反力を感じながらできること。
僕がカタナ式で「指が喋る速度」に達して分かったことは、
「モニタの字を見ていては遅い」
ということだ。
指が先で、目なんて変換チェックで十分。
言い間違いを耳で聞くよりも口の時点で判断するのと、
同じことだと考える。
モニタ無しキーボード有り。
リビングなどで試してみてください。
カフェでやるとおかしな人に見られること請け合いだ。
2017年12月24日
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