このキーキツくない?
左手下段は、全般的にキツイと思う。
右手下段よりキツイと思う。
僕は右利きだから、
利き手と非利き手の非対称性もあるし、
キーが左に傾いている非対称性もあるように思う。
(右手は素直に指を下に出せば下段を触れるが、
左手は手首のひねりが必要な気がする)
その中でも、左中指下段が微妙に頭一つキツイ。
中指は長くて、
折りたたむのに苦労するからだろう。
原理的に左薬指下段(X位置)もキツイだろうけど、
薬指が意思通り動きづらいという、
別のファクターでここはキツイと思う。
左中指の上段中段(E位置D位置)は、
全然楽勝なのに、下段C位置になると、
途端にやりにくくなる。
左薬指は全般的にやりにくい。
このギャップで、
左手の中指下段(C位置)が、
急に落とし穴のような鬼門のような感覚になる。
多分俺だけじゃない。
指の物理機構とキーボードの物理形状が関係してると考えられる。
qwerty英文ではあまり意識されないだろう。
Cの出現率は半ばくらい、3%程度だ。
qwertyローマ字ではさらに意識されないだろう。
cha、chu、choの出現率はさらに低いし、
tya、tyu、tyoを使っていて0の人もいるだろうし。
多分日本人が一番Cを使うのはコピーコマンドだろうね。
カタナ式では、
清音6単打で一番頻度が低いHを振ったくらいで、
無意識に苦手意識があったことがわかる。
現在薙刀式では、
シフト含めて3.8%になっていて
(逆の右手中指下段、「,」位置は5.5%と割と使う方)、
これでも頻度が多くて苦手だなあと考えていて、
左右の非対称性、指の非均等性に気づいたわけだ。
この辺のことを他配列作者の意見を聞きたいのだが、
左下段はまるっと良くない、
くらいの精度しかあまり話がなく、
C位置を鬼門と考える、という明確に嫌う話はあまり出てこなかった。
また、
「良くないキーに頻度の低い文字を当てる」
というのが基本的合理らしく、
それにも僕は納得いかなくて、
「低頻度だけどひとつだけ役割を与える」
みたいな考え方のほうがいいんじゃないかとすら、
僕は考えている。
(カナでいえば「を」みたいな特別なやつ)
実際、右小指中段は「ー」にして、
なかなかの好感触中だし。
ちなみに新下駄を参考にして「き」を置いてみたことはあったが、
何故かしっくり来なかった。
以前にも書いたけど、
僕は文字に音の高さや色を感じる、共感覚をもっている。
「き」は明るい黄緑で高い音で、
低い陰鬱な場所にいるのがふさわしくないと感じた。
(現在上段薬指、W位置)
で、逆に、C位置は落とし穴のような位置だぞ、
と意識しはじめたのだ。
じゃあどんより暗い「ぬ」「も」「の」
あたりならいいかと考えたが、
「も」「の」は他との連接が多いからもっといい位置がいいし、
「ぬ」は出現率が低すぎる(0.04%)。
で、他の表側の連接を先に組みはじめた結果、
後回しになった鬼門で、
再び沼に向き合っている感じ。
薙刀式のアキレス腱は、
C位置になるかも知れないなあ。
今のところ物凄く問題ではないので、
このままロールアウトしたいのだが、
Cとどんなキーを繋げれば的確なのかとかそういう話も出て来ないので、
うむむと思いながら実戦評価中。
発表までもう少しお待ちを。
2018年01月03日
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