2018年02月07日

【薙刀式】打ちにくい組み合わせ

「゛ゅ」「うぇ」「ふぇ」「ふぁ」「ふぃ」
あたりの打ち方のコツ。


まず「ふぁ」を打てるようになりましょう。
右手の、人差し指薬指の同期という、
他の配列経験ではなかった指使いなので、
薙刀式で初体験ということになります。

中指を伸ばすと同時に二本指を落とす、
というやり方もありますが、
僕のオススメは、
「同時押しの指を作って、
手首で下ろす」というやり方です。
指を固定してしまうんですな。

手首で指スタンプを押すイメージです。
(これは3キーアルペジオ、
いわゆるローリング打鍵の時にも有効な方法論です。
手首をローリングするのではなく、
時間差を先に指で作っておいて、
手首の下げで一気に3コンボを押す感じ。
薙刀式では「あいう」で練習できます)


なので薙刀式では、
手をベタ付けするパームレストではなく、
脈を取るあたりをつけて、手首を自由にする、
リストレストを推奨です。
勿論、親指シフトのように手首を浮かせたまま、
というのもOKです(長時間はしんどいだろうけど)。

つまり、人によっては、
「リストレスト環境を作る」
「手首で指スタンプを押す」
の、二つの新しいやり方をマスターする必要があるかも知れません。

「手ベタ置き、指だけで同期する」
から抜け出ないと、難しいかもです。

特にノートのパンタグラフキーだと、
薬指は打ちにくいですしね。
押下圧の低い、高級キーボードに変えることをオススメします。
メカニカルの赤軸、静電容量無接点方式の、
二種類がおススメです。

あと、お手持ちのキーボードが、
「三つのキーの同時押し」に対応してるかどうか、
ご確認下さい。
コストダウンの為、二つのキーくらいしか対応していないものもあります。
「Nキーロールオーバー」と明示されたキーボードは、
最高級の何個同時押ししても認識するという意味ですが、
そこまででなくとも3くらいなら行けるやつもあります。
(スペックには書いてないので、実打で確かめる必要あり)


で、
「ふぁ」が打てれば、「ふぃ」「ふぉ」は、
その応用でいけます。
「ふぃ」が行ければ、「うぃ」「うぇ」も行けるでしょう。
「うぇ」は「え」を中指で打つのが最適化かな。

「ふぇ」は更にしんどいですが、
「うぇ」が行ける人は多分いけます。
これらの、いけないやつについては、
「一文字目」+「小書同時押しで二文字目」
でも構いません。
指が絡むぐらいならさっさと二文字を打つ、
というのも悪くないです。


さて、ラスボスの「゛ゅ」。
「ふぁ」の指スタンプがいければ、
「ふ」の代わりに「ゆ」(ん)を中指に変えて、
あとは左手と同期。

たとえば「じゅ」なら、
左手人差し指と、右人差し指中指の指スタンプを一体化させて、
(中指は長いので、関節を曲げた状態で人差し指にくっつけると一体化できます)
両手首を一回上げて、
両手首を下ろすのと同時に、
その塊で押す、
みたいなイメージでやると、成功しやすいです。
「特殊な拳で殴る武術」とでもイメージしましょう。


8割方出るようにならないと、
実際の入力では使いにくいですかね。

最初はそこで流れがとまり、
「よっこいしょ」と手首でハンコを押す感じになります。
慣れてきたら動きが小さくなるので、
手首と指の準備を先回りして、
終わった後も元に戻るのが早くなり、
さらに慣れてくると、
一連の動きの中に入ります。

「大体100回くらい実際の文章で打つとマスター」
という俗説があります。
kouyさんの100万字統計によると、
「゛ゅ」の出現率は、
ぎゅ、じゅ、びゅ、合わせて0.02%。
50万字打たないとマスター出来ませんね。
流石にそこまで評価打鍵できないので、
重点的に、
「牛乳」「受諾」「授業」「卒業」「習熟」「北千住」「誤謬」
などなど、熟語で練習しておくとよいかと思います。

ファイル、ファクトリー、ファンタスティック、
ローファー、ウーファー、コリンファレル、
ファンダメンタル、歌い手のファン、
ファンファン大佐、
などで先に鍛えるべきか。


「鍛えるべき運指が二番目にくる言葉」
を探して打ってみるとよい、
というやり方があります。
一番目に来ているよりも、
流れの中でその指を作る練習になります。
「授業」より「習熟」「北千住」のほうが、
練習になるでしょう。

カタナ式を使っていた方は、
「あん」の運指なので楽かも知れませんが、
qwertyから見ると「J,」なんてレア組み合わせだから、
慣れないと思います。

ともあれ、手首を浮かせる、
タオル、レザーパッド、木材などを腕の下に引いてみてください。
(僕は2センチ角材をノコで切ってヤスリで磨いて角を落として使っています)
手の使い方が一回わかると、
どんな姿勢でもできるようになります。
運動記憶ってのは応用が効くので。


慣れて来たら、ガチガチに力を入れなくても、
柔らかい手指のままいけます。
手首だっていちいち浮かせなくても一瞬力を入れるだけになる。
中国武術でいうところの、綿深蔵針ですな。
慣れるまでは卍丸(男塾)だっけ、影慶だっけ、
変な指の形で闘うやつの気分でどうぞ。




あと、軽いエディタを使いましょう。
iTextが最軽、
メリー、TATEditorが次善ですかね。
ワード?あんな糞しらんわ。1万字も書けん。
また、DvorakJはWebブラウザ上では重くなる傾向があります。
エッジ上では遅いと思うので、
ツィッターとかブログは、別エディタからコピペが楽ですね。
posted by おおおかとしひこ at 12:17| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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