【薙刀式】創作文3000字／一時間

実際のところ、一時間ダラダラ書いたらどれくらいのスピードなのか、
測ってみた。

日記程度の、頭に負担が低い文章を一時間ぶっ続けで書いてみた。
大体3000字。


原稿用紙換算で7枚半なわけだから、
30枚（シナリオで30分）の分量を、
4時間で書ける計算だ。
勿論日記くらい淀みなく書ければ、
という乱暴な計算であるが。

実際、プロットさえ出来ていれば、
僕は2、3時間で6000から7000字程度の小説を書く。
映画シナリオならもっとかかる。
どれも手書きであり、その後デジタルに落とすのに、
今まではカタナ式で90分程度でやっていた。

薙刀式はまだその速度には追いついていない。
しかし確実に指は楽になっている実感がある。

カタナ式で連続二日これをやると、
三日目には休んだ方がいいくらいであったけど、
薙刀式の疲労はそこまで蓄積しない感じだ。
ただスピードが上がってきたときにどうなるかは、
今のところ未知という感じか。


カタナ式は強い指しか使わないし、
アルペジオばかりだったから、
高速化できたという実感がある。
薬指や小指がどうしても絡む薙刀式では、
そこがボトルネックになる予感がしている。

「指が喋る」基準は分速200カナだそうで、
今の僕のタイプウェルでは秒2.8打/秒すなわち
分速168カナあたりにいて、
実用上いけてるのだが、そこまではあげようと企んでいる。

しかしカタナ式の運指パターンの劇的少なさに比べ、
薙刀式の運指パターンはかなりあり、
何かが出来るようになっても何かを取りこぼして、
それを鍛えたら前のができなくなってる、
みたいなことの連続のようだ。
（その日は出来ても寝て起きたら元に戻ってることも、
よくある）

Sランクになれるのはいつの日やら。
まあ三ヶ月くらいはかかるんだろうなと思いながら、
コツコツやるしかないですな。


他の人の配列習得日記を時々検索してみることがあるけど、
最初二週間くらいは毎日更新しているのに、
三週目あたりから日記も鈍ってくるんだよね。
大体そのへんは、最初の学習曲線の立ち上がりが、
鈍化してくるあたりじゃないかと思う。
そこから先の日記がないことが多くて、
ああそこが挫折の第一関門なのかなと。
（親指シフト習得記なんかはごろごろ転がっている）

その頃は、
なかなかいいぞと思った第一印象が、
ちょいちょい欠点に気づき始めたり、
自分の苦手に気づき始めたりする頃だと思う。

一応一通りは打てるようになったが、
どうしても引っかかる苦手部分に気付き始める頃だね。

そこから苦手を克服するのが真の成長なんだけど、
…そこが地味でねえ。


薙刀式でいえば、
段ごえ運指（では、ばりなどの左中指段ごえは、
わりとしんどい）や、
薬指小指や、その下段あたりだろうね。
配列の改造によって乗り越えられる所も出てくるだろうけど、
たぶんあちらが出ればこちらが引っ込むような現象に、
収束する（振動）と思っていて、
それを指の能力が乗り越えないと、
次のステージは見えてこないんだろうと。


カタナ式では、左手縦連などの特別ドリルを作ることで、
これを克服した経緯がある。
なので今そういうものを作ろうと考えており。

カタナ式では、
時速4000字くらいには達していた。
そこにいくための、
中級者から上級者への階梯みたいなことか。

Comments

大岡監督は書くツールにこだわってらっしゃいますが
椅子にはこだわってますか？
創作において書くことと同じくらい座ることは大事だと思います。

Posted by バランスチェア at 2018年02月09日 15:35

バランスチェアさんコメントありがとうございます、

色んなカフェで書くことが多いので、その都度調整します。
（リストレストは複数持ち歩きます）

椅子は、木の硬いやつでしか書きません。
ソファ系の柔らかいやつは考える専用。
家のは硬めの椅子に牛革張りです。
ちょっとした書き物用に、箱馬（撮影現場にある木の箱）
が欲しいんだけど、買うと高いんだよねえ。

公園のベンチも季節によってはいいですね。
硬い木なら大体僕と相性が合うようです。金属や石はいまいち。
学校の椅子の感触がベースなのかなあ。
逆に考えるときは布団とか柔らかいのがいいみたい。
姿勢は文字や思考に直接反映すると思いますよ。

Posted by おおおかとしひこ at 2018年02月09日 19:05