カナ入力の欠点だと僕が思うもの。
ローマ字に比べて使用キーが多いので、
組み合わせ爆発が起こること。
そして、マイナー音が押しやすい位置から追いやられ、
マイナー音の運指が、いつまで経っても苦手なこと。
たとえば「む」絡みの運指とか。
当然だけど、
メジャー音は人差し指中指に担当させて、
マイナー音は薬指小指に担当させる。
使用頻度と指の強度や器用度を考えれば、
それが合理だ。
しかし、
マイナー音ほど出てこないから、
それ絡みの運指が覚えられないし、
それが小指薬指だから、
思うように動かないしで、
マイナー音絡みの運指は、
二重苦を強いられている、
といっても過言ではないのだ。
運指というのは、単音を押せばおしまいではない。
「む」(出現頻度0.3%)で言えば、
○む○になるように、
「む」に入る運指と「む」から出る運指を、
双方マスターしないと、
「む」を自在に押せているとは言えない。
しかもマイナー音だけに、
「む」の出てくる言葉って少ないんだよね。
無理、無謀、無敵、無線などの無関係、
志村、木村、本村、村八分などの村関係、
くらいしかぱっと出てこない。
外来語もハムとかムードとかシムとか、
あんまりなかったりする。
(mは使われるがカタカナ表記で「ム」にはなりづらいんだろう)
ということで、「む」絡みはいつまでたってもマスターが進まないわけだ。
カナ入力に関しては、
こういったマイナー音が莫大にあることと思う。
これがローマ字だったら、pwfvx程度の数個でいいんだけど、
カナは数十個単位であるから困る。
ぁぃぅぇぉを反射で打てるようになるとは思えない。
(ちょっと考えれば打てるようになっている、
つまり記憶負担を減らしているのが薙刀式の長所)
たとえば「ボスニアヘルツェゴビナ」を、
初見で滑らかな運指では打てないだろうね。
昨日タイプウェルで出てきて、はうーってなった。
そもそも僕はまだ半濁音のパピプペポが苦手で、
濁音のバビブベボほど速くない。
「プロフィール」とか、指が動き出すまで2秒くらいかかってしまう。
これらに習熟するには、
半年単位が要りそうな予感がする。
ローマ字なら三ヶ月もあればなんとかなりそうだ。
子音と母音がバラバラだからね。
pさえ打てればパ行はマスターみたいなもんだからなあ。
僕が清濁別置に尻込みしてるのは、
やはりそういったマイナー音の運指が、
多過ぎることに由来していると思う。
指の暗黒大陸が多過ぎると感じる。
清濁別置配列は、
一通り指の暗黒大陸がなくなり、
どのキーもある程度打てるようになった、
ある程度以上の人用だと思う。
僕なんかは「薬指を動かす練習」
こみでやってかないと出来ない。
そもそもqwertyローマ字のブラインドタッチが出来ない状態で、
配列いじりを始めたわけで、
「8本指使えねえよ!」が出発点だったし。
もし薬指や小指がどうやったって動かないんなら、
カタナ式に戻るかもしれない。
今のところ、普通の文を打つには薙刀式は快適なので、
これから実戦でどれくらいマイナー音で困るかを、
試していかないと。
タイプウェルは総合Dまで来た。
常用語は2.91打/秒、175字/分。
伸びの速度は落ちて来ているが、
マイナー音の辛いところを超えないとマスターとは言えないんだろうなあ。
2018年02月09日
この記事へのコメント
コメントを書く