2018年02月12日

【薙刀式】同時押しのマスター4段階

色々工夫の結果、同時打鍵の習得には、
4つの段階があることがわかってきた。
ロードマップにまとめてみる。


以下、DvorakJの、
「キー入力を待機する時間」パラメータをXとする。

同時押しというのは、
ABの二つが、
「ある一定の間に押された時」同時と判定する方法のことである。
どっちが先でもよいとするのが普通だ。
(厳密な同時はほぼ存在しない。
コンピューターの処理速度、たとえば1/1000秒以内に同時に打つことは、
人間にはほぼ無理。だから一定の幅を設けるわけだ)

この「一定の間」というのが肝で、
これをどれくらいに設定するかで、
同時押しの難易度が決まる。

極端にいうと一時間にすれば、
一時間以内にうった二つは必ず同時と判定されるわけだ。
(そのかわり、次の打鍵はその一時間後であろう)

実際、この同時押し判定時間は、
ミリ秒の単位で使用される。

自分がどれくらいの同時打鍵のスキルがあるかを、
ミリ秒単位で把握している人はいない。
だからこの設定は、初心者ほど意味のない数字となってくる。

長く設定すれば、
同時判定が緩くなるが連続する二つの打鍵も同時と判定してしまい、
短く設定すれば、
二つの連続を同時と誤判定することはないが、
同時押し判定がシビアになる。

これをいくつ位に設定して配列を習得していくべきか?

なかなかガイドラインがないので、
僕がまとめてみたというわけだ。


以下、
薙刀式が実装しているDvorakJの設定項目、
「待機と遅延」の中の、
「キー入力を待機する時間」の値をXとする。
基本的にはこの値を、
習熟度に応じて変えていったほうがよい。

4段階に分けて説明しよう。


1 初心者のころ X=70〜80 最初〜2、3週間

まずは同時押しに慣れることと、
薙刀式の配列、
打鍵方法自体に慣れることが先決である。
同時押しが苦手な人は、もっと長く設定してもよい。たとえば100
や120くらいだ。

人によるけど、
二週間くらいまではこれで固定して、
配列そのものを覚えるのに注力しよう。
速く打てるようになるのはまだ先のことと考える。
まずはどこに何があって、それを間違えることなく、
指が呼び出せるようになろう。


2 中級者のころ X=40〜50 〜一か月あたり

配列を一通り覚えて、
思う文章が書けるようになってきたら、
そろそろ実戦投入のころだろう。

以前使っていた配列の6割とか7割のスピードになれば、
完全に置き換えて薙刀式一本に絞ってやったほうが、
速度はどんどん上がってゆく。

しかしXが大きすぎると、
同時打鍵は拾ってくれるものの、
全体の動作がもっさりしてしまい、
ストレスが溜まり始めるようになる。


3 上級者1 X=20 〜一か月以上

上級者というのは、従来使っていた配列の速度を、
本格的に越えようとしている段階だとしよう。

そういうとき、一度X=20くらいにして、
「最高速を体験しておく」とよい。
これくらいになると、
単打に関してはほとんど重さを感じることなく、
アルペジオでばんばん高速打鍵をしていける。

同時押しはとてもシビアになるけど、
そこはおいといて、
「単打における最高速」の指をつくるのが、
ここでの目的だ。

ここで薙刀式の、
「骨格部分がアルペジオになっている所」を、
存分に味わっていただきたい。
とにかく速く書いていけることがわかると思う。

しかし同時打鍵はシビアになるので、
そこだけ減速して打つことになる。
このストレスと単打アルペジオの快感とが、
半々くらいになってくるのがこの段階である。


4 上級者2 X=50

次の段階は、Xをもとに戻す段階である。
どうして元に戻すなんて遠回りをするのか?

それは、もっさりしていた段階(2)では、
「エディタの表示速度以上に速く打つことを練習できない」
からである。

Xが50程度だと、
表示以上に速く打つことを想像することは、
やったことがない限り難しい。
しかし実際のところは、
表示以上に早く打っても、
PC側ではこぼれることなく拾っているものである。

この速度を体で覚えるために、
一度X=20を体験しておいたのである。

これを再び50に戻す意図は、
「同時打鍵の判定を緩く復活させるため」
である。

勿論X=20で同時打鍵が問題ない人は大丈夫だけど、
僕はそこまで同時打鍵が上手でないため、
50くらいの数字が使いやすいということ。


ここまでいけばどんどん打鍵は軽くなり、
同時押しといえども小さな音で打鍵するような、
達人の指づかいのようになっているだろう。



いま僕はここの段階にいて、
これで大分楽に打てている。

ちなみにこのXの値は僕のサンプルなので、
環境や使い手によっては、
全然違う値になるかもしれない。

僕の環境は、
本体:Surface 3(CPU 1.6GHz)
エディタ:iText(僕の知る限り縦書きで最速のエディタ)
キーボード:hhkbBT
といったところ。
デスクトップにくらべれば遅いタブレットなので、
Xの値は割とシビアに効いて来る。


一回単打限界速度を体験するまで上げていき、
最終的には遅い値に戻ってくる、
同時打鍵配列のマスターのコツだと思うんだけど、
誰も言ってないみたいなので書いてみた。

参考にされたい。
posted by おおおかとしひこ at 23:35| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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