2018年02月16日

【薙刀式】快速打鍵は、思考と指が二文字差

という仮説を出してみる。


「次に出す文字」を指が探す状態は良くない。
滑らかな打鍵がそこでストップしてしまう。

理想は、
「今指が打っている文字の、次の次の文字を、
もう指が準備している」状態だと思う。

一文字先の準備ではだめだ。
多くの効率の良い配列では、
左右交互打鍵率が高いので、
シミュレーションしてみよう。



仮に左右交互打鍵率が100だとする。

今右手が何かを打っているとする。
次の左手は次の文字の準備に入っている状態。
ここで二文字先が見えていると、
今打っている右手は、
打ち終わりから次の出番の場所へ、
はける方向を決められる。

もし次に右手がいく目的地がわかっていないと、
右手はここで立ち止まってしまう。
これが、
その先で打鍵が立ち止まる原因になると考える。


高速打鍵で手が止まらない状態というのは、
キーを押す→止まる→次のキーのところへ移動→キーを押す
ではない。

どこかから動いてきた手が、そのキーを押しながら方向を変えて、
次のキーの方向へ出て行く

という状態のことである。
ストップアンドゴーではなく、
タッチアンドゴーの感じだ。

ストップアンドゴーでは、
運動曲線は折れ線になる。
タッチアンドゴーでは、
運動曲線は滑らかな曲線になる。
カクカクの折れ線よりも、
滑らかな曲線のほうが速い。

キーを押すことがもう次のジャンプのモーションであるような、
そんな連続ジャンプのイメージ。


完全左右交互打鍵の理想状態は、
右手が打つ→左手が打つ、その間に右手が移動
→右手が打つ、その間に左手が移動…
であるが、
右手も左手も、タッチアンドゴーになっている状態が、
最も無駄なく高速で打鍵している状態ということである。



薙刀式では、
左右交互打鍵を意識しながらも、
右アルペジオ左アルペジオがちょいちょい出てきて、
言葉の単位を打つように設計されている。
片手連打になるときはアルペジオになるようにしてあるので、
アルペジオを一単位とすれば左右交互打鍵配列であると言って良い、
(勿論全てそうなるわけではない)


で、この理想状態になっているときが、
一番速く脳の言葉を打っていけるときだと思う。


二文字先じゃなくて、三文字四文字先では?
それでもいい。
字単位ではなく言葉や文節単位で指に先行予約出来れば、
手の○文字先に脳がいて、
そのスタックを次々に指が処理して行く、
ということが可能になるだろう。

多かれ少なかれ、乗っているときって、
そうなっているはずだ。

で、脳が立ち止まり考えてしまうと、
手も止まってしまい、
脳が言葉を吐き出し始めると、
また手が動き始める、という感じになる。

この再始動とき、手は○文字程度をスタックするので、
言葉が出てから手が動き始めるまで、
スタック分のタイムラグがある。

タイプウェルでもスタートに加速時間がかかるのは、
そういうことじゃないかなと考えている。


これがスムーズにいかず、
手がどこかで止まってしまう
(配列に慣れていない、ど忘れなど)と、
脳は止まらないが手が止まってしまい、
ああ、思考が蒸発してしまった、
と感じるのだろうね。


二文字先を常に打てるように、
止まらないように手が動くには、
どんな配列でも一、二ヶ月はかかると思う。

ここからは仮説だが、
「三文字の順列組み合わせ数」に、
比例するんじゃないかと僕は考えている。

マックスで考えると、
ローマ字なら20^3=8000、
カナ配列(清濁同置)なら50^3=125000、
清濁別置なら80^3=512000で、
大体1:16:64という計算。

一文字単位で考えれば2:5:8だけど、
マスターする(ただ打てるだけではなく、
脳に追いつくくらいスラスラ書ける)までの労力の実感に、
三乗のほうが合ってる気がする。

カタナ式と同等の速度(指が喋る速度)を得るために、
薙刀式はマスターまでの燃費がかかるような気がする。
もっとも打鍵数が得するので、
最終的には楽できるはずだが。


二文字先の思考と指の関係。
それが乱れずに流れるようにいくと、
なかなかの快感で、
それが一文字一打のカナ配列のいいところだと思う。
ローマ字はそこが約二打になるからねえ。

今のところまだ詰まり詰まり書いていて、
どこかでかは蒸発している実感はあります。
posted by おおおかとしひこ at 11:12| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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