2018年02月21日

【薙刀式】誤ったブラインドタッチ練習法二選

1 50音を打つ練習。
2 配列表を見ながら、文章を書こうとすること。


1 50音を打つ練習。

小学校の時の連想か、
50音を打って練習しようとする人がいる。
これはやめなさい。
百害あって一利なし。

なぜかというと、50音は出現順になっていないからだ。
そもそも効率的なキー配列というのは、
出現順を考慮して配置してある。
なのに出現順に学ばないのは愚の骨頂だ。

出現順に学ぶこと。

具体的には、
ホーム段(中段)、上段、ホーム段のシフト、
下段、上段のシフト、下段のシフト、
その他特殊シフト
の順で学びたまえ。

ホーム段のシフトは二番目でもいいかも。
二種類シフトがあるならそのブロックで覚えること。

「そのブロックにある文字だけを使って
言葉を紡ぐ」のが、最も効率の良い練習だ。
なぜなら頻度が高い言葉のはずだからだ。
一番打つことばを最初に練習しなさい。
それが効率というものだ。

50音順に打つのは、
全部学んだあとにやる。
それは、漏れがないかチェックするためである。

小学校で50音を学んだとき、
「すでに言葉として話せる」状態で学んだはずだ。
あなたがブラインドタッチを学ぼうとする時、
まだ言葉として話せない状態なのに、
いきなり50音順に覚えても、
全てが障害になる。

簡単な中段の言葉から覚えなさい。


2 配列表を見ながら、文章を書こうとすること。

全部の段を一通り終わってないのに、
自由に文章を書こうとするのも誤りである。
あるいは、
いきなり配列表を見ながら自由文を書くのも誤りだ。

探す方が時間がかかるからである。

一通りの段を全部マスターしたあとで、
文章を書いていくのはよい。
あやふやなところがあって不安だから、
ちょいちょい配列表を見て、ああそうだった、
と確認する用には構わない。

何がどこにあるか手で覚えていない状態で、
目で見る配列表を使うこと自体が誤りだ。
ブラインドタッチは先に手で覚えるもので、
目で覚えるものではない。
行為の記憶であり、見た目の記憶ではない。
僕がタッチタイピングという用語を使わずに、
ブラインドタッチという言葉を使うのは、
「目を使わない」を強調するためである。

つまり、配列表の暗記は不要だし、
手で覚えてもいないのに、
目で探すのは愚の骨頂だ。

ブラインドタッチを目で阻害しているのだ。



「キー配列の覚え慣れ」をしてる人は、
配列難民だけであろう。
ほとんどの人は、「キー配列をマスターする」
という行為を生涯で二回くらいしかしないかも知れない。
だからノウハウもなく、
間違ったやり方を自分の思い込みでやってしまう。

僕は既に人の作った配列を3回マスターして、
自分の作った配列を何度改変したか覚えてないくらいマスターしたので、
そのことを知っているだけのことだ。


あなたは言葉を書く時に、
50音で検索して一文字を書くか?
(フリックでスラスラ書く時にそうしてないよね)
知らない音を使えないのにわざわざ探すのか?
そうでないのにそうするのは、
誤りということである。

学んだ基礎的な音だけで言葉を編む。
音を増やして組み合わせを増やしていく。

言葉をどうやって覚えたかを再現すればよいだけだ。
これを思い出せないのは、
すっかり忘れただけなのか、
あなたが言葉に関して鈍感なだけである。
posted by おおおかとしひこ at 10:58| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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