2018年03月03日

ツカミがもつのは15分

もしうまいことツカミをやっても、
その先が面白くないと、
興味は失われる。
タイムリミットは常に15分と思おう。

その15分で、何をするべきか。


ツカミで謎を振り、
それを解明していこうというのが普通のやり方だ。

ということは、
その謎の更に奥へ行くか、
新しい別の謎が現れなければならない。

謎でないにしても、
引き込まれたその気持ちが、
更に奥へ引き込まれるか、
別の引き込みがあるということだ。


つまり、ツカミだけが成功した一発屋なんて、
何の意味もなくて、
ツカミは撒き餌に過ぎないということだ。

大抵一個くらいは面白いことが言えても、
次の15分以内にそれ以上に面白いことを言わないと、
飽きられるということである。

しかも当然だけど、
全然関係ないことを言うのではなく、
そのツカミと関係あることで、
引き込まなければならないわけである。

どうだい、ストーリーは難しいだろう?

その場で嘘をついてアドリブでやったって、
簡単にネタは尽きるしすぐに詰まる。
それは、
書き始めたはいいが挫折して終わる人が多いことからも、
簡単に推測できる。

たとえば「小説家になろう」で完結と未完の比を出してる人っているのかね。
1:10より開きがあると思うよ。
経験的に1:100かな、いや1:1000くらいか。

プロットは、そのために書く。
ツカミは長大な計画のごく一部である。
長大な計画があるかのようにハッタリをかましているかどうかは、
15分たてばばれてしまう。
ページで15枚、6000字くらいか。

それまでに、ツカミ並みの面白いことをする。
そして次の15分までに…とつないで行く。
自転車操業でもいいし、全て計画してもいい。

僕は後者を推奨しているが、
自転車操業で完結させられる人はどうぞ。
やったことない人は、違うやり方をしてもいい。
posted by おおおかとしひこ at 16:26| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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