もしうまいことツカミをやっても、
その先が面白くないと、
興味は失われる。
タイムリミットは常に15分と思おう。
その15分で、何をするべきか。
ツカミで謎を振り、
それを解明していこうというのが普通のやり方だ。
ということは、
その謎の更に奥へ行くか、
新しい別の謎が現れなければならない。
謎でないにしても、
引き込まれたその気持ちが、
更に奥へ引き込まれるか、
別の引き込みがあるということだ。
つまり、ツカミだけが成功した一発屋なんて、
何の意味もなくて、
ツカミは撒き餌に過ぎないということだ。
大抵一個くらいは面白いことが言えても、
次の15分以内にそれ以上に面白いことを言わないと、
飽きられるということである。
しかも当然だけど、
全然関係ないことを言うのではなく、
そのツカミと関係あることで、
引き込まなければならないわけである。
どうだい、ストーリーは難しいだろう?
その場で嘘をついてアドリブでやったって、
簡単にネタは尽きるしすぐに詰まる。
それは、
書き始めたはいいが挫折して終わる人が多いことからも、
簡単に推測できる。
たとえば「小説家になろう」で完結と未完の比を出してる人っているのかね。
1:10より開きがあると思うよ。
経験的に1:100かな、いや1:1000くらいか。
プロットは、そのために書く。
ツカミは長大な計画のごく一部である。
長大な計画があるかのようにハッタリをかましているかどうかは、
15分たてばばれてしまう。
ページで15枚、6000字くらいか。
それまでに、ツカミ並みの面白いことをする。
そして次の15分までに…とつないで行く。
自転車操業でもいいし、全て計画してもいい。
僕は後者を推奨しているが、
自転車操業で完結させられる人はどうぞ。
やったことない人は、違うやり方をしてもいい。
2018年03月03日
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