2018年03月11日

【入力の話】倉頡輸入法すげえ

面白い入力方式にぶちあたる。
倉頡輸入法(倉頡は伝説上の漢字の作者。
輸入法とは中国語でインプットメソッドのこと)
なる、香港発の中国語入力方式。漢直である。


中国でメジャーな漢字入力は、
ピンインによるものだそうな。
つまり脳内発声ありの方式であると。
読みから全て入力して候補を選ぶのか、
一意まで発音を入力するのか、
予測変換してくれるのか、
省略入力があるのかは、
様々なバリエーションがありそうだけど、
つまりはローマ字入力と大きくは同じということだ。
ローマ字で音を表して変換するわけだ。

これに対して、
倉頡輸入法は漢字を「字根」なる、
30からなる部首的なものを使う。
「形」というのが分かりやすくて、
「横並斜斜斜」の5字根で打つ。
横に二画縦に二画、斜三回、なんだろう。
つまりは書き順をどうにかしてキー打鍵に落とし込んだものみたいだ。
(最大5打までだそう)

これは脳内発声がないぞ、
と、
字を書くときに脳内発声のない僕は、
注目してしまった。

現在薙刀式では、
ひらがなカタカナを書くときは脳内発声がないのだが、
漢字を読みから入力して変換する以上、
どうしても脳内発声が出てしまい、
不快ではないけれど統一性がないなあ、
と少しばかりの不満を感じてはいる。

倉頡輸入法と組み合わせて、独自の漢直を作れないかなあ、
と妄想を逞しくした。


で、気づいたのだが、
おれ、漢字を書くときはずいぶん崩し字で書いていて、
楷書で書いてねえわ。
だからそこそこ速いんだけど。

行書や草書に近い倉頡輸入法はないのかなあ、
と更に妄想を逞しくしている。
でも曲線があるからフリック的な方がいいのかな。


漢直入力については、
TUT-codeが良さげかなあと思ったのだが、
音を打つ感じになってしまいそうで、
もっと「書く」感じになるものを探してはいる。

しかし5打かかる倉頡輸入法はさすがになあ。
拗音一発押しで二音目へもアルペジオでいけるから、
薙刀式の音による入力のほうが打鍵数は省略出来てる。
一文単位で入力すればほぼ誤変換もないしね。

手書きの続け字は、3アクション以内のような気もする。
あるいは二字熟語で4アクション以内とか。
漢字入力ったって単漢字ではないよねえ。

…しばらくは薙刀式かなあ。
posted by おおおかとしひこ at 12:34| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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