面白い入力方式にぶちあたる。
倉頡輸入法(倉頡は伝説上の漢字の作者。
輸入法とは中国語でインプットメソッドのこと)
なる、香港発の中国語入力方式。漢直である。
中国でメジャーな漢字入力は、
ピンインによるものだそうな。
つまり脳内発声ありの方式であると。
読みから全て入力して候補を選ぶのか、
一意まで発音を入力するのか、
予測変換してくれるのか、
省略入力があるのかは、
様々なバリエーションがありそうだけど、
つまりはローマ字入力と大きくは同じということだ。
ローマ字で音を表して変換するわけだ。
これに対して、
倉頡輸入法は漢字を「字根」なる、
30からなる部首的なものを使う。
「形」というのが分かりやすくて、
「横並斜斜斜」の5字根で打つ。
横に二画縦に二画、斜三回、なんだろう。
つまりは書き順をどうにかしてキー打鍵に落とし込んだものみたいだ。
(最大5打までだそう)
これは脳内発声がないぞ、
と、
字を書くときに脳内発声のない僕は、
注目してしまった。
現在薙刀式では、
ひらがなカタカナを書くときは脳内発声がないのだが、
漢字を読みから入力して変換する以上、
どうしても脳内発声が出てしまい、
不快ではないけれど統一性がないなあ、
と少しばかりの不満を感じてはいる。
倉頡輸入法と組み合わせて、独自の漢直を作れないかなあ、
と妄想を逞しくした。
で、気づいたのだが、
おれ、漢字を書くときはずいぶん崩し字で書いていて、
楷書で書いてねえわ。
だからそこそこ速いんだけど。
行書や草書に近い倉頡輸入法はないのかなあ、
と更に妄想を逞しくしている。
でも曲線があるからフリック的な方がいいのかな。
漢直入力については、
TUT-codeが良さげかなあと思ったのだが、
音を打つ感じになってしまいそうで、
もっと「書く」感じになるものを探してはいる。
しかし5打かかる倉頡輸入法はさすがになあ。
拗音一発押しで二音目へもアルペジオでいけるから、
薙刀式の音による入力のほうが打鍵数は省略出来てる。
一文単位で入力すればほぼ誤変換もないしね。
手書きの続け字は、3アクション以内のような気もする。
あるいは二字熟語で4アクション以内とか。
漢字入力ったって単漢字ではないよねえ。
…しばらくは薙刀式かなあ。
2018年03月11日
この記事へのコメント
コメントを書く