2018年03月12日

【薙刀式】AEは悪運指だよね?

相変わらず微調整していて、気になった。
AEの運指。


以前二指のトリル(ふたつの指の交互)のタイムをとった時、
俺の一番遅いのは、
予想の左薬指⇔左小指ではなく、
意外にも、
左小指⇔左中指だったんだよね。

何度か触れているが、
人間の腱は、中指薬指小指が、
同じものの中に三本入っていて、
だから一本を動かすと他もついてくる。
これをなるべく独立分解するのが、
ピアニストとしての修行だ。

僕はピアニストの修行をするつもりはないので、
打ちにくいなら打ちやすいように、
キーの方を動かし始めた。

で、
左小指⇔左中指だ。

三本並んでいる外ふたつが、
僕は一番遅いようだ。
だから配置上はアルペジオに思える、
AEの運指がすごくやりにくい。

これはぼくの個体の問題ではなく、
解剖学的にも根拠があると思うのだが、
いやいや特別ぼくがダメかも、
と考えながらこれを書いている。

ローマ字でいうと、
「あえて」「冴えた」「帰る」などなどの、
AEの部分。
逆も同様で、「ケア」「エアー」「手編み」などなど。
ぼくは全然ダメ。


今薙刀式では、ACXを色々検討し直していて、
A裏に「み」がいくとEの「て」と繋がって、
「みて」「してみる」などがアルペジオになるな、
と予測したんだけど、
打ってみるとAEが全然流れない。
(現状C裏が「み」なので同指段超えが気になっている)

で、そういえば、と思い出したのだ。


一つ以上飛んだ指でのアルペジオは、
得意な指とそうでない指の組み合わせがあるよね。
人差し指⇔薬指、人差し指⇔小指はいいが、
中指⇔小指はてきめんにダメだ。

個体差があるのか、ちょっと知りたい。
posted by おおおかとしひこ at 15:17| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の指はおそらく平均よりは器用で、ピアノやギターもかじったことのある指です。ただ、指の分離はできていません。(薬指を曲げずに小指を曲げるなどはできません)

トリルの場合は明確に差がありますが、今回のAEのように2打の連続に限定するならば、私の場合速度差はほとんどないです。(特に外→内の場合はないと言ってもいいです)
分離して動かそうとすると難しいですが、一方の指に釣られて動くことを利用すれば、連続する2打の場合ならむしろ楽に打てると思います。
(タラッと一泊で打つようなイメージです)

個人的には指の動かし方の慣れのような気がしますが、これが器用さに起因するものなのかはわかりません。ご参考まで。
Posted by 飛鳥使い at 2018年03月22日 01:19
飛鳥使いさんコメントありがとうございます。

羨ましい。その指ください。
僕はAEAEAEと三回連続で素早く打つだけでちょっと腱が痛くなります。慣れでは済まない痛みですね。ADADADでも同様です。
文章中でそんな繰り返しはないのでそこまで負担はないですが、
A「み」E「て」に試しに割り振った時、
「してみて」(REAE)と打ったときに大変違和感を感じ、
AEを繰り返し打ってみて、どうやら俺には無理、
と気づいた次第。

以前の自分のトリル100回測定(タイムの逆数、つまり速度比)では、
左小指中指を1とすると、左人差し指中指が1.5、最速の右人差し指中指は2.6でした。ばらつき具合がハンパないです。
やはり楽器経験者は違うのか…
Posted by おおおかとしひこ at 2018年03月22日 05:02
昨日の記事を読んでいて思いつきました。大岡さんがAEを打ちにくい理由は前すべり打法にあるのではないでしょうか。

まず最初に、くり返しになりますが私もAEAEAEと連打する(トリル)のは他の指に比べて明らかに辛いです。これは多少器用とは言え、訓練し分離している指ではないからです。
それでもなおAEの2打だけならば他の指と差は出ません。

大岡さんも触れてらっしゃるとおり、分離していない(つまり普通の人の)指はそれぞれ連動しているので、パーの状態から小指を曲げていくと釣られて薬指・中指と順番に動きます。かなり意識しないと(もしくは意識していても)動いてしまうはずです。
同様に、AEの位置に指をおいた状態でAを押すと、中指を意識して止めておかない限り自動的にEのキーが押されるはずです。普段のタイピングでは連動して動かないように律していますが、指の構造上つられて動くほうが自然だからです。これはむしろ、分離していない指の方が起こりやすいはずです。もちろん打ち方に慣れは必要でしょうが、私の場合タイミングを意識せずとも指が自動的に打ってくれる分、分離している指の2打よりもある意味楽です。
(飛鳥の「です・ます」についてRayさんがよく倍速打鍵と表現していたのもこれで、打っている感覚としては単打に限りなく近いです)

ここで冒頭に戻りますが、大岡さんがAEを打ちにくいのはこの指のメカニズムを利用していないからではないでしょうか。つまり前すべり打法がその理由ではないかというのが私の推論です。


(ちなみに、私個人の経験だと左手の強化に関してはギター系(私はマンドロンチェロでした)の練習がかなり影響してます。ピアノは難しいの以外は左手そんなに動きませんけど、弦楽器は強制的に動かされますから。大学時代は大体毎日基礎練やってたので、それでかなり左右差が減った印象があります。)
Posted by 飛鳥使い at 2018年03月23日 08:59
飛鳥使いさんコメントありがとうございます。

詳説ありがとうございます。
で、やってみましたが、辛さはあまり変わらず。
(hhkbの押下圧45gなので変なキーボードではないと思われ)
空中で指を観察すると、左薬指が付いてくるのを止めるのに力を使っているかんじですね。だからAWEは楽でした。
僕の指にとっては、前滑りのほうがAEは打ちやすいくらいでした。

実は飛鳥を挫折した理由の一つは、
「です」「ます」が言うほど打ちやすくないなあ、
と僕の指が信頼できないと気づいたこともあります。

自分が口で言うほどには8指が動いてくれず、
そもそも飛鳥は英文タイピングマスターが前提とあるのを見て、
英文タイピング(qwerty配列前提と考えます)がそもそも出来ない指の僕が、
日本語を思考の速度で打てるように、
配列いじりを色々やり始めたという経緯ですね。

僕は20年qwertyローマ字でしたが、
ブラインドタッチができずにAを左中指や人差し指で打っていました。
標準運指をマスターしようとして、なんだこれは無理だ、
と思って配列を変え始めたのです。

最初に作ったのは左手薬指小指、右手小指不使用、
と思い切ったローマ字の「カタナ式」で、
カナ配列では流石にそれじゃ無理か、と10指を標準運指で駆使しようとしていて、
左薬指の問題に戻って来たと。

僕が特別不器用な可能性もありますし、
ブラインドタッチをマスターしようとしない人は、
そういう指の傾向があるかもしれません。
できる人ができない人を笑うのはおかしくて、
できない人をできる人並みにするために、道具はあるのだと考えています。
(出来る人をさらに伸ばす道具もあってよくて、それは飛鳥や新下駄やDvorakが担っているかもしれません)


で、もうAEはゆっくり打つことにした、と諦めた感じですねえ。
薙刀式は、左右人差し指の計使用率50%、両中指を加えると実に78%なので、
「素人が使う指」の配列です。
できればさらにこれを上げられないかと考えているくらい。
いまだにqwertyローマ字のブラインドタッチは出来ません。
Posted by おおおかとしひこ at 2018年03月23日 15:56
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