同時打鍵のずれ許容のミリ秒設定に関しては、さんざん揺れている。
80→50→40→30→40あたりで安定していたが、
最近35、30を試していて、
20にしてみたら意外にも安定し始めた、という話。
この秒数は、同時打鍵の判定をゆるくする効果があるが、
その分待つので、打鍵全体をもっさりさせる欠点もある。
逆に短くするときびきびするが、
同時打鍵がシビアになるという問題も出てくる。
そのあたりの妥協点が50あたりがいいと考えていたのだが、
最近30にすると単打がすいすい打てることに気付いた。
ほとんど遅延を感じなくなる秒数といってよい。
50くらいだと隔靴掻痒の感がある。
指先と文字の間になにか挟まっている感じ。
しかし30以下になるとほとんど遅延を感じず、
キーと表示がシンクロしている感覚になる。
ようやくローマ字時代に戻ってきた感覚。
ローマ字は同時打鍵など必要ないから、
待機せずにそのまま打鍵の文字を出す。
この感覚に戻りたいが、
それだと同時打鍵がシビアすぎることに悩んでいた。
で、いっそ自分の気持ちよい「単打の速度」で打ってみたらどうだろうか、
とモヤモヤを晴らすために、
ためしに10あたりで打ってみると、
意外といいということに気付く。
で、同時打鍵がギリギリできる20に、
今落ち着いている。
その日の最初はちょっととまどうが、
数百字も打てば同時打鍵も安定してくる感じ。
ただし前滑り打ちで同時打鍵を打ってくこと、
という条件がつく。
上からたたき下ろす普通の打ち方では、
20ミリ秒以内のシンクロは難しいだろう。
自分でも意外だった。
まさかそんなに短い秒数でも比較的打っていけるとは。
もし同時打鍵の待機秒数が長くてかったるい、
やっぱり同時打鍵系の配列は打ちにくいや、
と思っている人がいれば、
前滑り打ちとともに、
ためしてほしい値である。
今はこのために、キーボードセッティングをまたまた変えている。
hkkbを、
7ミリ手前かさあげ(豆クリップが丁度よい)、
パームレストは1・6ミリ厚、
のセッティングにしている。
手首の置き方は、手と手首の境目が奥の端に来るようにして、
そこからキーボードまで6センチ程度離している感じ。
体の中央はHとJの間くらいが目安。
各自の手の大きさなど違うと思うので、
あくまでも参考数値ということで。
こういうセッティングなら、
単打がきびきびして打ちやすくて、
それと同時押しのテンポが一致しやすいと、
僕は思う。
個人差などあるだろうが、参考までに。
ちなみにSurface3、iText、DvorakJの環境下。
デスクトップPCならここまでシビアに考えなくてもいいかもしれない。
ちなみに同じ設定では、
メンブレンでもメカニカル(赤軸)でも安定したが、
パンタグラフではうまいこといかなかった。
パンタグラフでは前滑りがしにくいからかもしれない。
参考にされたい。
配列は、その打ち方やキーボードの置き方で、
ずいぶん感触が変わってくると思う。
それくらい、手って敏感に環境に左右されるよね。
弘法筆を選ばずではないので、
ここまでシビアに環境構築しないとなあ。
2018年03月19日
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