分かっちゃいたことだけど、
「全ての組み合わせでロールオーバー
(前のキーを離す前に次のキーを打つこと)出来るわけでない」
ということ。
ここまで高速になってくると、
ロールオーバーが前提になってくる。
特に乗って書いているときにはロールオーバーは気持ちいい。
たとえば「ということで」なんて1秒かからずに打てるので、
よくロールオーバーしては楽しんでいる。
しかしここで問題にぶち当たる。
「いう」を高速ロールオーバーすると、
「う」「い」同時押しの「うぃ」に誤判定される。
「とうぃことで」に化けてしまうわけである。
これを避けたくて、同時打鍵判定のミリ秒をだいぶ詰めてきた。
現在は30ミリ秒を採用している。
ほんとは10ミリ秒ぐらいにしたいのだが、
そうすると同時打鍵がシビアになり過ぎる。
こまったもんだ。
特に薙刀式は、
拗音外来音の同時押しが、
ランダムに埋め込まれた地雷のようにあるから、
ロールオーバーには厄介である。
「知る」とロールオーバーすると、
「る」の裏の「よ」との同時打鍵を認識して、
「しょ」に化けてしまう。
ぐぬぬ。
これさえなければ、
ローマ字のように、
いかようにでもロールオーバー出来ていいんだけどなあ。
最初は特定の言葉だけ覚えて、
そこのロールオーバーはゆっくり打つ、
なんて意識していたけど、
それが増えてくると面倒になり、
「どのロールオーバーも無理せずゆっくり打つ」
になってしまいがちだ。
この点同時押しシフトキーに法則性がある、
下駄や新下駄などでは、
シフトキー絡み以外はロールオーバー、
という指の判断で行けるだろう。
なるほど、法則がシンプルなのは無意識レベルでやりやすいのだなあ。
さてこまった。
今更拗音外来音同時押しの便利さは捨てがたい。
だが現実的に考えて、
タイプウェルのトップスピードで文章を書き続ける、
ということはあり得ない。
なので、
30ミリ秒設定なら、
ロールオーバーを30ミリ秒以内にやらない、
という習慣にすれば、
まあ現実的には運用できる事になるわけだ。
(でもアルペジオのときはついこれ以上速くなるよね)
この辺のややこしさは、
同時打鍵という機構の問題なのでどうしようもない所だね。
対策はシフトキー専用キーにするのがあるが、
拗音外来音のアイデアは諦めなければならない。
ううむ。
ということで、ロールオーバーしまくれる、
前置シフトの月配列が気になっている。
原理的には全キーロールオーバー出来るわけだし。
総打鍵数は薙刀式よりも優秀なやつもあるので、
かなり気になるなあ…。
スタンダードの2-263は右小指がしんどそうなので、
U9がいいのかなあ。
あとローマ字でもあった、
「高速になると左右の順が逆になってしまう」現象は、
月でもあるのかしら。
高速になるとミラー現象は薙刀式でも起こる。
「も」(シフト右中指中段)を打とうとして、
「に」(シフト左中指中段)を打つのはよくやる。
これはもう人間の性質なのか…。
高速領域にようやく片足を突っ込み始めた薙刀式。
カタナ式の高速性はロールオーバーとアルペジオで保障されていた。
そこには行けないかも、
と思いながら、限界を見に行こうとしている。
親指シフトの上級者基準、分速240カナになれればそれでいいや。
(現在228程度)
2018年04月02日
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