レイヤーが84、ユーザーMOD(通常シフト)が109
必要なことが数え上げで判明。
薙刀式の3キー同時押しは、現在かえうちではサポートしていない。
先日僕が実装に成功したのは、
「左手先行で、右手2キーを同時押し」とした、
擬似実装である。
これが打鍵感でやや本家より劣るので、
(正確に左手先行でないとミスになる)
ちょっと不満であるのだが、
「ユーザーMOD機構を使えば実装できる」と気づいた。
ABの同時押しを、
シフトAでBを押した時と、
シフトBでAを押した時の、
両方を定義するアルゴリズムとし、
ABCの同時押しを、順列組み合わせ的に3!=6パターン組めばいい、
ということである。
しかし日本語の拗音や濁拗音、外来音はたくさんあり、
それぞれに6通り定義かあ、と途方も無いことに絶望して、
ちなみに何レイヤー何シフト定義できれば実装可能か、
と見積もって見た。
順列組み合わせ問題の最も根気のいる、
数え上げが間違ってなければ、
冒頭の数字になるはずだ。
かえうちのGUIプログラミングでは、
ちょっとしたレイヤー削減のコツがあり、
「被らないレイヤーは使いまわせる」のだ。
レイヤーの畳み込みというか。
先日の実装も、
連接がレアで被っていない同時押しを同じレイヤーに入れることで、
実質のレイヤー数を減らすテクニックを使っている。
これを使えば、
レイヤーは60くらいには減らすことができる計算。
32レイヤーには全然入らない。
シフトは組み合わせ全てのつなぎに必要なので、
109より減らせなそうだ。
…残念。
薙刀式が親指シフト並に需要があれば、
うぇぶしまさんも考えてくれるかも知れないので、
コツコツと普及活動をしてゆきます…。
まずはみんな買ってあげよう。
回転資金のお布施だ!
とりあえず次のv6が固まってきていて、
その発表とともに、薙刀式v6onかえうちも発表の予定。
(既に僕はvortex core + Mac で薙刀式やってるぜ!
会社はインストール禁止だから超捗る!
完全に入力マニアだが、
それくらいしないとMacで原稿書く気にはならん!
Google日本語入力くらい最低インストールしてえ!)
ああ、またマニュアル書かなきゃ…
現在75歳で、パソコンの出始めの頃からを趣味や仕事に使ってきたのですが、ローマ字での適当な入力癖がついていました。
昨年初めに、冥土の土産として「かなのブラインドタッチ」を覚えようと一念発起しました。
「蜂蜜小梅」「親指シフト」「飛鳥配列」などと色々と試しとみたのですが、どうも自分にはしっくりしないなとの思いでした。
2ヵ月程前「薙刀式配列」を見つけ、以来この配列を使っています。
「薙刀式」は、その点私にはぴったりの感じです。
覚えやすくすんなりと使えるようになりました。
私のパソコンは、MACなので初めはMAC用の入力ソフト「Lacaille」に「薙刀式配列」を1字づつセットして使っていました。
極めて快適な入力が出来たのですが、「Lacaille」では2文字の同時入力が出来ないので、拗音は小書きとの併用で入力していました。
ところが「かえうち」の存在を知り、4月初めに入手できましたので、早速「薙刀式」の設定にチャレンジしてみました。
やはり現時点では、「3キー同時入力」での「濁拗音入力」などは難しいようです。
そのため、「3キー同時押し」に替えて「内側キー」を使う「2キーでの濁拗音等入力」を設定してみました。
私の環境
OS:macOS HighShera
KB:Truly-Ergonomic Model209(キーボードの列が垂直、一般的な左上りでない)
中央キーを「キーボードの設定」で上から「ESC・Del・Backspace・Tab・Enter」と変更。
中央最下段「Enter」キーの左に「Space」キー(左親指シフト)、右に「変換」キー(右親指シフト)を配置。
IME :「ATOK」を使用しており、ATOKのキー設定で以下を変更
「Enter」キーに「(全文)確定」
「Space(左親指シフト)」キーに「部分確定」
「変換キー(右親指シフト)」キーに「(文字)変換」を割当て
「薙刀式アレンジ配列」の基本的考え方
私のキーボードは「親指シフト」に最適な位置に2つのキーがあるので、「濁音」キーを「両親指」キーに、「半濁音小書き」を「中段の両人差指」キーに割り当てました。
0.親指シフトキーなし:基準面「普通に打つとそのまま出る音」を出力(単打)
1.左親指シフト:左面の基準裏面(右上の文字)と右面の濁音を出力(2キー同時打)
2.右親指シフト:右面の基準裏面(右上の文字)と左面の濁音を出力(2キー打同時打)
3.左人差指シフト(Fキー):右面の小文字と半濁音を出力(2キー同時打)
4.右人差指シフト(Jキー):左面の小文字と半濁音を出力(2キー同時打)
5.清拗音:左手側にある「拗音化する音(イ段カナ)」と、
右手側にある「や」「ゆ」「よ」との2キー同時押しで、清音の拗音化。
6.濁拗音:左手側にある「拗音化する音(イ段カナ)」と、
右手側にある「や」「ゆ」「よ」の内側キー「L・M・U」との2キー同時押しで、濁音の拗音化。
7.左面の外来音:左面の「テ・ト・シ・チ・ヴ」と右面の「あ・い・え・お・ゆ」等との同時押し。
左面外来音の定義
ティ て+い ディ て+(いの左)あ
トゥ と+う ドゥ と+(うの左)い デュ て+(ゆの左)な てゅ(ゆの右)ら(例外)
シェ し+え ジェ し+(えの右)へ
チェ ち+え ヂェ ち+(えの右)へ
ヴァ ヴ+あ ヴィ ヴ+い ヴェ ヴ+え ヴォ ヴ+お
8.右面の外来音:左面の「ウ・フ」と左面を右面の鏡面とみて「G・F・D・S・A」等との同時押し。
ウィ う+S(うの鏡面) ウェ う+W(えの鏡面) ウォ う+V(おの鏡面)
ファ ふ+F(あの鏡面) フィ ふ+D(いの鏡面) フェ ふ+W(えの鏡面) フォ ふ+V(いの鏡面)
フュ ふ+V(おの鏡面)
以上の設定でそれなりに使っています。(ので「かえうち」の「設定ファイル」を添付しておきます。コメントへの添付方法がわからなかったので省略)
「かえうち」の「同時打鍵」では「両キーに「同時打鍵」」が設定されている場合「先押しキーの面」が優先されるます。
「し」のキーに「同時押しMOD8」を設定した場合、MOD8で「連続シフト」を設定し、配列面8にはU(じょ)I(しょ)O(シェ)P(ジェ)L(ジャ)+(シャ)M(ジュ)<(シュ)のように設定します。
そして入力時には、2キー同時ではなく、基音の「し」を押してから「よ」を押す感じで打鍵するとうまく入力出来ます。
「かえうちマニュアル」でいうところの「ながら打ち」の要領になるかと思います。
「どちらのキーを先に押しても」同じ出力結果になる「完全?同時打ち」のためには、同時打鍵キーの両面に「同一機能」を割当る必要があります。
拗音等全てをそのように設定することが出来ないので、この2打のタイミングを体得する必要があります。
私は数日で、ストレスなく打鍵できるようになりました。
ここまでに説明した設定のほかに、拗音等部分を「蜂蜜小梅」混合的な設定もしてみました。
「拗音等の2打目」を「清音」の場合は「や・よ・ゆ」を人差指の「U・J・M」に、「濁音」の場合は1つ内側の「Y・H・N」に割り当てる。
「外来音の2打目」を「清音」の場合は「う・あ・い・え・お」を中段の「H・J・K・L・;」に、「濁音」の場合は下段の「N・M・<・>・/」に割り当てる。
基音が右面の場合は、2打目の「拗音等」を左面に鏡面として設定する。
「薙刀式」からは逸脱してしまいますがルールが単純なので、比較的「覚えやすく」「思い出しやすい」と思っています。
アレンジしたいずれも「かえうち」の制約「同時打鍵は2打鍵まで」の範囲で可能であり、「フェ」などの窮屈さも解消されるのではないでしょうか。
大岡様の「かえうち」設定の発表を待ちながらも、当面この「アレンジ配列」を使っていこうと思っています。
かえうちはキーを<離した>時に同時判定をするため、どうしても本家のDvorakJの打鍵感と異なってきますね。
ちなみにこの文章は試しにかえうち版薙刀式で書いています。
miyamo73さんのバージョンはなかなか工夫されていて、いい感じと思いました。
蜂蜜小梅も触ってみたいのですが、なかなかその暇もなくて放置状態だったり。
エルゴキーボードでの指の距離感は普通のキーボードとも違うだろうし、配列の世界は奥が深いですねえ。
目下のところ、v6へのバージョンアップにかかりっきりで、
これをGW前に発表するだけで精一杯になりそうです。
MacとWinでショートカットバインドが違うので、ショートカット違いのものを作っていたりして、かえうち版はけっこう時間がかかりますのでもうちょっとお待ちください。
v6は、<は>、<れ>が動いて、より運指が楽になったように思います。
今後とも薙刀式をよろしくお願いします。